資金管理は懐事情のことである~第4講~
初心者にFXで勝つ近道を教えよう 第4講は資金管理について。
資金管理だとかマネーマネージメントだとか聞くと
数字は苦手、面倒くさそう、と誰しも思う。
経理のことはわからん、帳簿はちょっと・・・と。
むずかしく考える必要はない。
実は誰もが日常生活の中で「資金管理」をしている。
資金管理とは「財布と相談」することなのだから。
冬物のセーターを買うためにモールに出かける。
いいなと思うセーターがあっても4万5万だと買わない。
なぜなら予算は2万と決めているからだ。
これを「資金管理」という。
年収800万では月40万の家賃は厳しい。
だからタワーマンションを断念する。
これも「資金管理」にほかならない。
2000円までと決めて空き時間にパチンコを打つ。
1万円使っても狙った景品が取れなければあきらめる
そう決めてゲームセンターのUFOキャチャーをする。
これまたりっぱな「資金管理」だ。
あらかじめ決めた予算の範囲内で
買い物をしたり食事をしたり
旅行の計画を立てたり
誰もが毎日の生活で自然に行っている。
財布と相談しながら・・・
懐具合に応じて・・・
資金管理とはこれをいう。
FXトレードにおける「予算」とは
負けてもいい金額を意味する。
1回のトレードでいくらまでなら失っていいか。
これを決めて実行することが資金管理である。
守備が不備では野球は勝てない。
柔道はまず受け身を覚える。
トレードでは負けたときの備えをする。
堅実なトレーダーは資金(証拠金)の1%におさえる。
最大3%までというのが賢明な判断だろう。
証券口座に100万入金したとする。
1%で1万円、3%だと3万円。
これが1回のトレードで負けてしまっていい金額ということになる。
計算しやすいのでドル円で考える。
ここでは1万円以上は負けないと決めよう。1%までと。
10万通貨なら1万円は10 pips。
10 pipsの損切り (SL)でエントリーすればよい。
そのとき損切り位置まで20 pipsあるならば
ロットを減らして5万通貨でエントリーする。
20 pips x 5万通貨 = 1万円
負けてしまったときの損失額は固定。
損切りまでの位置に応じてロット数を調節する。
上の例は口座に100万円ある場合だが
もし10万円ではじめるのであれば
10万通貨ではなく1万通貨というふうに
ロットを10分の1にすればいい。
10万円で1万通貨の取引
100万円で10万通貨の取引
これを目安として覚えておこう。
海外FX口座だとこの何十倍も取引できるが
それを敢えてしないのも資金管理の一環である。
第5講は「複利」について。