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CBDR - Central Bank Dealers Range
ICT "都市伝説" のひとつ。
紐育時間14時から20時にかけて
米国中央銀行関連のSmart Money やMarket Makersが
為替の価格を操作するという考え方。
日本時間では、4時-10時である。
(夏時間は、3時-9時)
CBDRは、翌日の高値または安値を規定するという。
これは紐育のディーラーにとっての「翌日」であって
我々日本のトレーダーには「当日」ということになる。
紐育時間14時から20時に形成された高値と安値をレンジとする。
このときヒゲを考慮せずローソク足の実体で測るとICTは言っている。
さらにICTが言うことには
・クロスドル通貨で機能する
・火曜日水曜日木曜日が狙い目
・レンジ幅が40 pipsを越えるCBDRは無効
20-30 pipsが理想的
・CBDRを使うトレードセットアップが毎日あるわけではない
そしてCBDRの上と下に標準偏差を設ける。
仮にCBDRが20 pipsであれば
上下20 pipsが、標準偏差±1(±1 STD)
上下40 pipsが、標準偏差±2(±2 STD)
上下60 pipsが、標準偏差±3(±3 STD)
上下80 pipsが、標準偏差±4(±4 STD)
という具合だ。
余程突発的な出来事がない限り、±4 STDまで値が動くことはない。
フィボナッチリトレースメントの設定を以下にすれば
±1 STD~±3 STDまでを簡単に測ることができるだろう。
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ちなみに、CBDRを自動で描画するインジケーターがある。
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以下にチェックを入れると、ヒゲではなく実体で計測する。
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CBDRを1日の高値/安値の目安とすることができるし
買い目線/売り目線の参考にすることもできる。
また、次に示す具体的なトレード方法もある。
CBDRが40 pips以下
亜細亜時間のレンジが40 pips以下
NY Midnight Openの時点で下降トレンド
CBDRの-1~-3まで下げてから反転すれば、ロング
CBDRが40 pips以下
亜細亜時間のレンジが40 pips以下
NY Midnight Openの時点で上昇トレンド
CBDRの1~3まで上げてから反転すれば、ショート
なお、実際のエントリーには、ICTのその他のテクニックを併用する。具体的には、CBDRの各標準偏差とLiquidity、FVG、Orderblockなどが重合する場合において、精度が高いエントリーとなる。
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