おやつの花
4歳頃
すっかり私の中のジュンコちゃんとの『お絵描きごっこ』ブームも去り、一人きりで家の目の前の空き地へ毎日行くようになった
ジュンコちゃんが居なくなった訳ではないが、空き地は私だけだった
お昼には家に帰って、たいそうなご馳走を頂くが、午前も午後もその空き地に通った
そこにもちゃんとした理由がある
【おやつ】がある!!
通常のおやつは家での贅沢品
でも私の場合は野外での僅かに咲くお花選びからはじまる…
目指すのは、『アカツメクサ』
みんな小さな頃に見つけなかっただろうか
原っぱが近くにあった所に住んでいた人にしか分からないかも知れないが、小さく密集して咲く、『シロツメクサ』と『アカツメクサ』
形はほぼ同じで『アカツメクサ』の方がいくらか大きめ
花の部分が小さな粒状でそれが丸みを帯びてボンボリみたくなっている
『シロツメクサ』は、よく女の子が何本も編み込んで王冠やネックレス等を作る
私のおやつは『アカツメクサ』の方
一粒一粒をチューチュー吸って、甘みを堪能する事
その他だってあった
オンコノミも食べた、それもとても甘い
草だって食べたりしたものだ
ただの葉っぱ…と言うものもあれば、中には苦いものもある
なんでも試した
2022年、46歳
いくら幼かったころの話とはいえ、こういった場でなければなかなか言えないwww
くだらない話なのは承知だけれど、お付き合い頂きありがとうございます☺
一話、二話と幼稚園にも入っていない頃の話だったので、次はちょっと成長してみましょうか…
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