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世の中にたくさんある会社や団体の「事業家集団」について
落合誠司です。
今日は私が属してる事業家集団だけでなく、最近よく聞く企業や団体の事業家集団についてまとめたいと思います。
「事業家集団」とは何か
とくにここ最近、企業や団体が集まる形態や、もしくは会社の中でも従業員をただの従業員ではなく、事業家の集まりとしてとらえる組織づくりにおいても、「事業家集団」という言葉を耳にすることが増えています。
これは、単純に複数の企業が連携して活動するだけでなく、ビジネスに対する情熱や戦略、社会に対する影響力を持った一つの文化や組織形態が、どんどん個のリーダーシップやトップ意識が組織のパフォーマンスを最大化していくことに多くの組織が気づき始めていることのあらわれだと私は思います。
では、この「事業家集団」という言葉が表現するものとは一体何なのでしょうか。
1. 事業家集団の成り立ち
まず、大前提の「事業家集団」とは、言葉の通り事業家の集まりです。
ビジネスに対する高い志を持つ個々の事業家たちが集まり、共通の目標に向かって活動を行う集団であり、チームだと私は思います。
これらのチームは、通常、単なる経済活動に留まらず、社会的な影響や未来の価値を創造することを意識した活動をしていることが多いように思います。
特に、近年のようにグローバル化やデジタル化が進む中では、従来の「企業」とは一線を画し、事業家たちがそれぞれの専門性を持ち寄り、協力し合い、お互いにシナジー効果を生み出すことで新しい価値を生み出す傾向が強まっています。個の時代とチームの時代のかけ算だなと私は思います。
このような集団には、ベンチャーキャピタル、スタートアップ、コンサルティングファーム、シンクタンクなど、様々な形態がありますが、共通しているのは「挑戦する精神」と「イノベーションへの強い欲求」です。彼らは単なる利益追求を超えて、社会的な影響を考慮しながらビジネスを展開しており、ビジョンが大きい集まりであることが多いです。また、事業家集団とうたっているトップが、そのようなチームづくりを目指していることが多いように感じます。
2. 事業家集団の特徴
事業家集団には、いくつかの明確な特徴があると私なりに思うところがあるので、こちらをまとめてみます。
まずは、メンバー間の相互の信頼関係です。通常の企業では部門ごとに競争が存在し時に協力よりも競争が重視されがちですが、事業家集団では、競争ではなく協力が重要視されます。個々のメンバーがそれぞれの強みを活かし、リーダーシップを発揮しながらも、お互いに尊重し合い、共通の目標に向けて行動します。もしくは切磋琢磨し合うような、健全に競争し合う文化を持って成果へのパフォーマンスを上げていく組織づくりをしている集団が多いと感じます。
そのため、「同じ釜の飯を食う仲間」という形を取り、多くのベンチャーが職場と自宅が一緒だったり、創業メンバーと同居して、どっぷり仕事につかりながら立ち上げをしている人たちの話もよく聞きます。
ただしその状況だと、どっぷり事業立ち上げに浸かっているため、周りの家族や友人が心配する場合もあるようですが、、そのため、事業家集団での立ち上げの相談窓口のようなサイトも、最近ではありますね。
また、事業家集団は「自己革新」と「社会革新」の両立を目指している、個人から組織へ、組織から社会へ、と、視野をどんどん広げていく姿勢を取っていることが多いです。
自己革新とは、メンバーそれぞれが常に自分を高めスキルや知識をアップデートしていく姿勢です。社会革新とは、単に利益を追求するのではなく、社会に対してどれだけ価値を提供できるかを考えた事業活動を行うことです。たとえば、環境問題や貧困問題に取り組む企業の事業家集団は、その活動を通じて社会的責任を果たしながら、事業を展開していきます。
3. 現代の「事業家集団」の事例
現代における「事業家集団」の代表的な事例としては、テクノロジー業界のスタートアップ企業群が挙げられます。例えば、アメリカのシリコンバレーには、多くの事業家集団が存在し、そこでは常に革新的な技術やビジネスモデルが生まれています。これらの集団では、既存の枠組みにとらわれず、新しい価値を提供するためにリスクを取る文化が根付いており、個々の事業家がそれぞれの専門分野でイノベーションを起こしています。
また、日本においても「事業家集団」としての活動が盛んです。例えば、「メルカリ」や「LINE」などの企業は、創業当初から他の企業と積極的に提携し、新しい市場を切り開く形で成長しました。こうした企業では、創業者をはじめとする事業家たちが互いに協力し、時には競争しながらも、より大きな目標に向けて邁進していると私は思います。
4. 結論:事業家集団の未来
事業家集団を作っている組織の未来は非常に明るいものといえます。特に、技術革新が進み、社会の課題が複雑化する中で、従来の企業モデルだけでは解決できない問題が増えてきています。こうした時代には、柔軟で迅速な意思決定が可能な事業家集団の組織編成を取ったチームの方が、より効果的に社会の課題に取り組むことができるでしょう。
また、事業家集団が成功するためには、単に技術やアイデアの革新だけでなく、メンバー間の信頼関係や協力の精神も欠かせません。企業や団体が集まるこの形態が、今後さらに重要な役割を果たすと考えられます。
現代において、事業家集団はただの経済的利益を追求する集まりではなく、社会全体の進化を担う力強い存在へと成長しています。このような集団がこれからも社会に大きな影響を与え、新たな価値を創造し続けることを期待したいと思いますし、私も事業家集団の一員として、世にインパクトを与えるよりよい仕事をこれからもしていきます。