「だから何?」の精神。
私はとてもグズグズするタイプで、何かしようと思っても、凄く迷う。
新しく始めようと思えば、自分の「短所」が頭をよぎり、
「~という短所があるから、無理かも、向いてないかも」
と思ったりする。
それで始めるまでに悶々とする。
そんな、決断力のない私は、決断力をどう身に付けたらいいのか知りたくて、いわゆる「成功した人」の本を読んだり、記事を読んだりして、少し学んだことがある。ので、私ぐらいのグズ子、グズ男がいたら、読んでほしい。
いろんな成功者の決断に関わる文章を読んでいると感じること、それは、踏ん切りの良さと潔さだった。
スパスパっと決める。いわゆる、決断力がある。
じゃあなんでこんなにスパスパと決められるのか?
一つは、”軸があるから”ということが挙げられる。軸があれば、その軸に従って、決めればいいから、比較的早く目標達成のための決断を下すことができる。
そしてもう一つは、
「だから何」
だと思う。成功者の人の中に、一人として完璧な人はいない。むしろ、人より何か劣っていたり、足らないところーいわゆる「短所」-が多い人が、成功者の中にはたくさんいるように思う。けれど、彼らは誰一人として短所をできない言い訳にはしなかった。「短所?あるよ。だから何?」そんな精神があるように思えた。
自分の短所に気づいて、それを抱えて進んでいける覚悟がある人だけに許されたセリフ「だから何」。生意気な響きだけどなかなかカッコいい。
けれど。
これがそう簡単なことじゃない。だから、言えなくても、思えなくても安心してほしい。そして、この記事を読み終わる頃には、言えるようになります。
私たちには「だから何」を言いにくい理由がある。
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人それぞれ、生まれ育った環境の違いや、多少のポテンシャルの違いがある。それに伴って、得意・不得意が生まれ、より多くの人と関わる中でその得意・不得意ーすなわち”個性”ーを確立させていく。
こうしてできた個性は、社会のルールに従って、「長所」と「短所」に分類される。
長所と短所というのは表裏一体で、人はみんな長所と短所を平等に併せ持つが、なかなか自分の長所に目を向けられないのが現実じゃないだろうか。
社会の中には「いい子像」「わるい子像」が存在し、短所があれば治すよう努力するのが当然。という風に教育されてきたからだろう。
すぐに短所に目を向けて、「だめだなあ」なんて思ってしまう。
でも、よく考えてみてほしい。
「長所」も「短所」も、もとはと言えば中性的な”個性”なわけだ。
ある状況下において、有利にはたらくときその性質を「長所」とよんだり「短所」と呼んだりするだけだ。
要するに、状況ごとで長所となる部分も短所となる部分も変わってくるのだ。
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何かを「したい」と思うとき、その感情は、とてつもなく大事だ。もう宝物でしかない。
だからその大切な大切な感情を短所という一つの理由で、消さないでほしい。
自分のしたいことをするときに、自分の”個性”がマイナスに働くなら、プラスに働く方法を考えればいい。今はいろんな方法があるのだから。
もし、自分の短所ぐらいでやめてしまう「やりたいこと」ならば、それはきっとやりたいことではないので、早めに切り捨てるといい。
もちろん、今までこうやって生きてないんだから、「だから何?」スタンスをキメこむことは難しい。
でも、「短所がある、だから何?でもやりたいんだもの」って思えることが一番強いんじゃないかと思ったりするんです。
では、一人でも多くの人がこの記事で一歩踏み出せることをねがって。
また明日。
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