4月27日　タバコを飲む女

バイトが終わった。１８時からアベンジャーズを見るので、それまでベローチェでこうして日記を書いたりしている。

「パスゥ〜〜〜パスゥ〜〜」。現在進行形で隣から音が聞こえる。音の正体を捉えようと、視界の端の方に集中すると、1人の女性がタバコを吸っている。この「パスゥ〜〜パスゥ〜〜」という音は、女性が息を吸うときに出ると音のようだ。間髪入れず「パスゥ〜〜パスゥ〜〜〜」と聞こえる。時折「キュウｳｳウウウウウウ」という音が聞こえ、その直後に必ず「オボェ。オボゲェ」と苦しそうに咳をする。そんなに悶え苦しむような顔をするので、あれば辞めればいいのにというこちらの心配など無用で、またパスゥ〜〜パスゥ〜〜。１パスゥにつき3cmはタバコが短くなる。彼女はチェーンスモーカーのようで、これで連続4本目だ。この勢いだと、1箱いってしまいそうだ。

50年禁煙していたヘビースモーカーが、やけくそになってタバコを吸い始めた時こんな感じなのだろうか。

ウイダーのようにタバコを飲んでいる。

「450円の綺麗な空気が入った１箱」をこの人に売った方がいい。それくらい彼女はタバコを必要としているようだ。

こんなにも堂々と音を立て吸われると、これまでの僕の吸い方が間違っていたのではないかと不安になる。なんなんだこの人、本当に怖いよ。

それにしても、今日のバイトは最悪だったな。全員がキレていた。なんかそんな日がある。1人のおばちゃんが突き指したとかなんとかで、向こう一週間休みたいとか言い出して、本当にもう休んでくれって感じだ。

疲れたな。少し寝よう。