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6月19 悩むな病むな

悶々とした日々が続いている。脳の1本1本の血管が鉄パイプくらいの太さまで膨らんで、今にもはち切れそうだ。つまりイラついている。
小さなことですぐ悩み足を止めてしまう癖がある。一時期はそんなことで悩む自分を個性的だなんて思っていたが、阿保なだけだった。
細かい所に目を取られていれば、いくらでも文字を重ねることできるのだが、もうそうゆうの辞めませんみたいな雰囲気が、僕の中で漂っている。
弱い自分をさらけ出して一体何になるんだろう。かっこつける努力を怠っているやつの言葉に力はない。
夕方は素晴らしいのだけど、それはそれとして、いち早く売れたい。金が欲しい。でも稼ぎ方にこだわりたい。やりたいことで金を稼ぎたい。でもやりたいことをやるために、やりたくないこともやる必要があって云々。
知らん。

それにしても最近本当に頭がおかしい。きっと僕は学生時代の頃から何らかの精神病にかかっていると思われる。実際に病院に行ったことがないから、実際の所は知らないけども。僕が病気でないのであれば、皆はこの極現実的なの妄想と日々どのようにして戦っているのだろうかと気になる。

今日ふと家の窓から外を眺めると、遠くから視線を感じたような気がした。向かいの家からである。真っ暗な部屋の奥からずっと誰かと目が合っているような気がして、僕はずっとその黒を見つめていた。暗闇からお姉さんが出てきて、その瞬間に僕と目がバッチリ合ってしまった。ああ、ヤバイと思ったのが、すぐに目を逸らすと覗きをしている人間に思われてしまいそうだと考え、逆に堂々とお姉さんを見つめてしまったのだ。
するとお姉さんはカーテンをピシャリと締めた。

完全に覗きだと思われたのではなかろうか。覗きではないんですよ!!とベランダに出て大きな声で叫びたい気持ちだ。
お姉さんに申し訳ない。僕のせいでお姉さんは、部屋に日の光を入れることが出来なくなってしまうかもしれない。僕を警戒して、カーテンを締め切った生活を余儀なくする羽目になってしまったかもしれないのだ。
どうか僕のことを気にしないで欲しい。申し訳ございません。覗きではないのです。見てはしまいましたが、覗きではないのです。
ああ、明日の昼、お姉さんが部屋のカーテンを締めているか否かが非常に気になる。開けていたら、大丈夫だ。僕を警戒していないということになる。締めていたらどうだ。僕に怯えながら生活をしているということになる。ああ、申し訳ない。
とにかく、明日の昼、一度窓からお姉さんの部屋を見てみようかと思う。
僕を警戒しているのかしていないのか、つまりこれ以上申し訳ないと思った方がいいのか、思わないで済むのかそこら辺をはっきりしたいと思う。
がしかし、また明日僕がお姉さんの部屋を見たとき、お姉さんと偶然、また目が合ってしまったらもう終わりだと思う。僕は覗き魔となってしまう。
そこらへんのことをざっと考え、様々なことを天秤にかけた結果、とにかく自宅の窓から外を二度と見ない。という結論に至った。僕はもう、部屋から外の景色を見ないことをここに誓う。
見たかった。外の景色。でも仕方がない、お姉さんのためだ。
これからお姉さんは、洗濯を干すたびに何度か僕の部屋の中をチラ見するだろう。あの男の子がまた、部屋を見ているのかもしれない。とドキドキしながら、僕の部屋の中を見るだろう。彼氏にも相談しているだろう。「次なんかあったら、俺言ってくるわ。」とか言っているに違いない。怖い。彼氏が家にくるのはごめんだ。となればだ、僕がもう見なければ全てが解決するのである。次部屋の外の景色を見るのは、引っ越すときだ。そのときにお姉さんの部屋を見てみよう。カーテンが閉まっていたら申し訳ないなあ。

落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。