【2/27】来月死ぬとしたら、今月のクレジットカードは無限円。
手取りは15万。そこから定期代、スマホ、生命保険、その他諸々支払うと手元にはわずかなお金しか残らない。
先月、クレジットの請求額が7万と知った時には目が点になったものだ。比喩ではなく、実際に目が点になったのだ。
クレジットを覚えたのは一昨年。本格的に使い始めたのは去年だ。
クレジットカードを手にしてから、欲しいもの全てが無料となった。あくまで、僕の中の話だが。僕は基本ネガティブな方なのであるが、カードで支払う時はアスリートのように前向きになる。
あれがこうなって、こうなるからと事実に基づかないオリジナルの思考法を実践すると、全てのものが来月支払えることとなるのだ。
ああ、恐ろしい。
そして次の月になり、手元のお金が全てなくなる。
無一文になった僕は、「来月死ぬとしたら今月は無料。」だの訳の分からないことを口走りながら、カードを手にし、買い物に走るのだ。
買い物の質は変わる。今までは「来月支払うことは出来るが、支払った途端にその月の生活はかなり厳しいものになるか、不可能なもの、そのどちらかになってしまうが、そんなことはもうどうでもよくなるくらい今手にしたいもの」を買っていたのだが、お金がないと「今、現在、即座にカードを切らないと、死ぬ。生きるために必要なもの」を買うようになる。
要するに、カードの引き落としにより給料日に給料のほとんどが持ってかれるので、現金がない今、生き抜くためにカードを切らなくてはならない状況になってしまうということだ。
一ヶ月クレジットカードのみで生活するのはかなり厳しい。いや、厳しくはない。来月給料のほとんどをカードの支払いに当て、またクレジットカードで生活をすれば良いからだ。「いつか来月死ぬ」と思えば、今月は無料な気がして少し羽を伸ばしたりしてしまう。NetflixもTSUTAYAレンタル(プレミアム)も、何もかもクレジットで登録しているので、金がなくとも娯楽は十分にある。
先月PDFファイルをコンビニで印刷しなくてはならない用があり、コピー機で10円がないという経験をした。細かいのがないとかそういったことではなく、9円以上を持っていないということだ。
この時に少しまずいのではないかと思った。
先月は、かなり節約をした。ゲームを買わず、髪を切らなかった。偉い。
おかげで今月、給料が手元にきちんと残った。
自由に使えるお金が現金で2万円以上あるという状態はいつぶりだろうか。
クレジットはこれにて禁止することにした。
急に買えるものが少なくなって最低だなと思った。
落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。