【2/16】俺はムードメーカーかピエロか。
僕はよくバイト先で「ムードメーカー」だと言われる。
「落合くんは、ムードメーカーだよね!」ではなく、
「ほらっ!落合くんは、ムードメーカーじゃん。ねっ?」である。
とても恥ずかしい。
ピエロだと言わてるみたいだ。
ピエロという職業のスタイルがムードメーカーなのだろうか。
そもそもムードメーカーってなんなのだろう。
ムード、つまり空気を作る人ってことかしら。
かっこいい。マスターオブセレモニーつまりMCみたいだ。確かに僕は体調が良い時や、次の日が休みの時は、おばちゃん達の会話を回したりする。
あ、小川さん走りすぎだなと思ったらやんわり静止し、堂林さんに会話を振る。良きところで「何をいうとんねん!」ドカン一同大爆笑である。俺はピエロだ。
僕は場の空気を読む。かなり読む。というか感じてしまう。バイト先のおばちゃんの分け目が逆になっただけで、その人から漂う空気感が全く違うことに気づく。とゆうかもう見える。空気感とその馴染まぬ分け目が。
空気が悪くなると僕の体調も悪くなる。なので盛り上げる。盛り上がるのが好きだ。ピエロだから。
仮に自分がムードメーカーだとしたら、ムードメーカーというのは一方向にしか空気を変えれない奴のことを言うのではないだろうか。
場の空気が悪い時、空気の入れ替えを試みるが、僕の吹かす風は暴風だ。誰もその風を無視することは出来ない。職場で場の空気を良くしようとする行為は正義であり、僕が吹かす暴風に乗らないというのは、非常識、社会人としてどうなのよろしくだ。
だからみな、乗るしかないのだ。僕は満足する。僕は元気がない人を許さない。
逆もある。いつも突然不機嫌になる人がいる。
全員が気をつかう。自分の機嫌は自分で治さなければならないことを知らないのだ。
奴等もまたムードメーカーである。
落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。