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雑記 0406

「エプロンを付けてください」と社員のおばちゃんに言われた。僕がバイトをしているコンビニは腰巻エプロンをしなくてはならないというルールがある。どうして腰巻なのだろうかと疑問に思う。
そもそもコンビニ店員がエプロンをする必要性が一体どこにあるのだろうか。前に偉い人が店に視察にやってきた時に「腰の部分にだけエプロンをあててなんの意味があるんですか?」と聞いたら「屈んだとき」とか訳の分からないことを言っていた。
「誰も理由は分かっていないけどしなくてはならないと聞いているから、している」みたいなことが社会にはあまりにも多すぎる。
「協調性」という言葉を盾に無意味なことを自分に強制されることを、一体どうしてみんなは平気なのだろうかと思う。
理不尽なことに対して「「社会」ってそうだから」みたいなことを悟った顔で言ってくる人が結構いるけど、俺にとっての社会とは「バイト先のコンビニ」という極狭い領域に区分された空間のことで、だとしたらその空間にいる我々の手でいくらでも、おたくらが言うところの「社会」を変えていけるのではないだろうかと思う。
みんなエプロンは紐が解けるしかったるいと口ぐちに言っているのに、毎日着けているのは、「着けない」ということを押し通すことに必要なエネルギーを想像した時に「黙って着けるか」に落ち着いてしまうからだと思う。
僕は別にエプロンをしたっていい。けど一年間で一回も付けていないのは「そういう意味が分からないことをただ単に受けいれる」という思考を持つことが非常に危険だと思っているからだ。
それくらい黙って着けろよって思った人はなにも分かっていない。
一生消費者でいたらいいと思う。


落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。