【続・続】〇△◇パズルでSTから教わったこと
「さて…」
ST先生は、自分のデスクの引き出しから、〇△◇の木製パズルを取り出した。
「このパズルの、一番簡単なやり方と、一番難しいやり方を教えて。」
いきなり僕に振ってくるST先生。
僕は戸惑いながら、パズルを受け取った。
「じゃあ、最初は、一番簡単な方法。どうする?」
ST先生は、勝ち誇ったように満面の笑みだ。僕は緊張した。でも、嫌な緊張感ではない。ST先生は、決して怖い先生ではないことは分かっていたし、チャレンジャーとして僕を認めてくれたことに対しての、嬉しさもあったか