ザーサイが食べたい日
ふらっと入った中華屋さんで、お通し的な感じで出されたザーサイを思い出して、不意に食べたくなることがある。
色も名前もなんだか不思議な感じだし、どんな原料でできているのかもいまいち分からないのになぜか美味しい。私にとってザーサイは、そういう距離感の食べ物だ。
メンマの仲間かな?などと思っていたけれど、どうやら違うようで、カラシナという野菜の根元にある部分が原料らしい。
「え!まさかあの野菜がザーサイだったのか…!」
と、身近な食べ物だったという展開まで想像していたのに、まったく知らない野菜だった。葉っぱや茎の部分は、小松菜みたいな見た目だ。
知らないことを知るのはおもしろい。ザーサイと似たような距離感の食べ物を探してみたくなった。