【外部からの院試受験】先生に会う―研究室訪問の仕方
文系大学院受験に際して、他の大学を受験するということはままあることと思うのですが、
大学入試と違い、
大学院入試は事前に先生に会っておく必要があります。
ですが、大学の教授に会うってなかなか緊張することですし、<どうしたら会えるの?><会って何を話せばいいの?>となかなかハードルが高いだろうと思います。
私も実は過去に外部から大学院を受験したことがあるので、その経験や今の大学で見聞きしたことを基に、
院試を考える人向けに研究室訪問の仕方について書いておこうと思います。
1.教授に会う方法
まず、教授に会うには連絡先を知りアポを取って会いに行かなければなりません。
ですが、どうすれば連絡先を知り、アポイントメントを取るところまでこぎつけることができるのでしょうか。
1-1.入試の説明会に参加する
各大学、入試や進学の説明会というものが開かれているはずですので、まずはそれに参加することをお勧めします。
大体春か夏にあることと思います。
その説明会の前後で目当ての先生に話しかけることができれば最高です。
ですが、もし話しかけることができなかった場合、そこで説明会担当の説明会を取り仕切っている先生や職員の方に話しかけて、どうしたら目当ての先生に連絡できるか聞くといいだろうと思います。
メールアドレスを事前に知っている場合でも、先生によっては見知らぬ人物からのメールは見ないということもありえますので、簡単に自己紹介して「後ほどメールを送らせてください」と伝えることも大事だろうと思います。
また、説明会で機会を逃した場合やそもそも説明会に行けなかった場合、学内に専攻の研究室があると思いますので、研究室を訪れてみてください。(※先生個人の研究室ではなく、専攻の研究室です。)そこで事務や助手の方などに、先生に連絡したい旨を伝え、連絡方法を聞くというのもいいだろうと思います。
ここでは挨拶の段階として、なにより、直接顔を出すということが大事です。
ただし、どうしても遠方で行けなかったり、現在仕事していていけないという場合には事情が事情ですので、メール連絡のみでもいいだろうと思います。
1-2.教授がメールアドレスを公開している
先生によってはメールアドレスを公開している先生もいるだろうと思います。
その場合、先生にメールを出してみてください。
先生は皆さんお忙しいので、要件を簡潔に。
そして、お返事が返ってこない場合、研究室のメールや問い合わせフォームに連絡をしてみてください。
まれに外部の学生に会うことに難色を示す先生がいると聞くのですが、
その場合、その先生はそもそも外部から学生を取る気がないか、運よく入れても学生に対して放任だったりはたまた当たりが強い可能性があるので諦めた方がいいかもしれません(ToT)
2.いよいよ先生に会う前に
先生に会えそうだぞとなれば早速準備を始めましょう。
お会いする先生の最近の著書や論文を2つ3つ目を通しておきましょう。
また、自分が研究したいテーマについてぼんやりとしたものでもいいので考えておき、それに関連のある論文をciniiやgoogle scholar等で検索し、最低5つ程読んでおきましょう。
3.先生に会ったら
まず、何より、自分が大学院で先生の下で学びたいことを伝えましょう。
先生を何で知ったかを伝えましょう。
先生の本や論文で読んで分かりやすかったり関心が深まったもの、もっと学びたいと思ったものがあったりしたらお伝えすると良いかと思います。
自分の研究したいテーマについて伝えましょう。
「こんなことについて研究してみたいと考えているのですが、先生の下で研究することは可能でしょうか?」と聞いてみましょう。
ちょっと難しいんですが、なぜこの先生じゃないといけないのかを考えておくといいだろうと思います。
自分の研究テーマによっては「それは○○大学の先生の方がいいんじゃないかな?」と言われてしまうこともありえるので、その時、「いや、○○○○なので、○○先生に見てもらえたら一番ありがたいんですよー」と言えたら最高です。
先生によって謎に試してくるかもしれませんが、諦めず、学びたい熱意を見せることが大事です。
先生によっては、外部から入学してくる学生に対して、その学生が入学後に元の大学と論文の書き方や考え方、研究方法などが違って馴染むのに苦労しないかを懸念して色々言うかもしれません。
ですが、そこは無理に内部からの学生と足並みをそろえて頑張ろうとするのではなく、1-2年、慣れるのに人より多く時間がかかるかもしれないぐらいに考えてどっしりと構えながらやっていけばいいだろうと思います。
内部進学であっても修士論文を書きあげるのに苦心して志半ばで挫折してしまう人もいたりします。
また、入試が終わり、合格発表が出た後、もし先生の連絡先を知っているのであれば、受かっても落ちても連絡を入れると律儀でいいだろうと思います。
以上が大まかな先生への接触の仕方です。
もしこのことに触れた方がいい、これは違うのではないかなどコメントがあれば気軽に書いていただけますと幸いです。
一人でも多くの仲間が増えることを祈っています!