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[メモ][写真]フラッシュ用アクセサリをLEDライトで使う(試作)

前回製作した記事 "[メモ][写真]ミニ三脚の活用/LED照明制作例" の発展形です。前作の問題点の改良とフラッシュ用アクセサリ(既製品を利用)にしました。

はじめに

今回も安価に簡単に作ること、前作の問題点を改良すること、様々なアタッチメントが使えるフラッシュ用アクセサリを活用することを目的にして制作しました。
今回の課題は、2つです。
(1)LEDライトとスタンドの結合
(2)LEDライトとフラッシュヘッドアダプタの結合
形状が違うのでどのような方法で繋ぐとしっかり固定できるか?が鍵でした。
これでライティングの幅が広がります。また、今回は撮影用の三脚やスタンドを使うことを想定しています(バランスがとりやすくなったのでミニ三脚でも使えます)。

完成形

先に完成したものをご覧ください。

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アタッチメント部分はLEDライトに比べて重いのですが、写真の通りしっかりと固定でき、三脚とも固定できました。
実用性が高くなりました。

特徴

次の特徴があります。

(1)USB給電式LEDライトを利用することで電池式よりも軽く、長時間使える(ハズ)。前作も同様の理由で採用しました。
(2)フラッシュヘッドアダプタの着脱が可能。
(3)LEDライトの着脱が可能。
(4)安価に制作可能。
(5)軽量、コンパクト。
(6)ミニ三脚でも安定して利用可能(前作比)。

撮影用機材を利用していますが、通販で安価に入手可能です。

材料

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次のものを利用して制作しています。

<部材一覧>
(1)USB給電式LEDライト。100均で購入。
(2)1.5L ワインのペットボトル。
(3)自転車へ取り付けて使える懐中電灯フォルダ。100均で購入。
(4)フラッシュ用アクセサリ。
(5)クリップオンストロボ 用アンブレラフォルダー。
(6)パーマセル 。
(7)ハサミ。

今回のワインのペットボトルは、LEDライトが無理なく収納できる大きさであること、フラッシュヘッドアダプタが収まる口径であることの2つの条件で選びました。
また、自転車用懐中電灯フォルダは、ペットボトルの首の太さとの兼ね合いです。ちょうど良いものが見つかりました。

制作

加工と調整
ペットボトルを適当な長さに切り、LEDライトが入ること、フラッシュヘッドアダプタ(以下、アダプタ)が入ることを確認します。

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※右の写真はサイズ確認のため、取付向きとは逆になっています。

最初は長めに切り、LEDライトとアダプタとの位置を調整しながら最終的に長さを決めます。
アダプタでLEDライトを固定できるようにします。このため、固定用のネジが収まるようU字にペットボトルを切り取ります。

位置が決まったら、ペットボトルの切った部分をパーマセルで保護します(怪我防止のため)。
さらに内側にパーマセルを貼り、余分な光が漏れるのを防ぎます。
※写真撮り忘れです。

固定具
自転車用懐中電灯フォルダをアンブレラフォルダに取り付けたものが次の写真です。これで課題に挙げた(1)を解決しました。
※自転車用懐中電灯フォルダの写真を撮り忘れました。

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自転車用懐中電灯フォルダは、一方が自転車のハンドルを固定し、もう一方が懐中電灯フォルダを挟んで固定するタイプです。懐中電灯フォルダ側でペットボトルの首を固定するようにしました。多少開閉するので全く同じペットボトルでなくても留められると思います。
また、ハンドル固定部分は、ねじ止めになっているので強力に固定できます。

LEDライトを取付る

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LEDライトの部分を見ていただくと分かる通り、ライト単体とペットボトルだけでは固定できません。
このため、アダプタでLEDライトを押し留めることにしました。それでもこのままでは、枠になるペットボトルが大きいためしっかり固定することができません。

留め具

LEDライトをアダプタを使って固定するために、ペットボトルとアダプタを留め具を使って固定します。

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この留め具ですが、小さいマジックテープです。裏面に両面テープがついているので、ペットボトルへ4箇所、アダプタも4箇所、ほぼ同じ位置に貼り付けました。これで課題に挙げた(2)を解決しました。

アダプタを取り付けてLEDライトを固定

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ペットボトルの内輪とアダプタの外側にマジックテープがついています。
これでしっかりと固定することができました。
マジックテープで固定することにより、アダプタは着脱可能です。他の撮影でフラッシュを利用する場合には、取り外して使うことができます。

持ち運び

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LEDライトをペットボトルへ入れたままでも、取り出しても持ち運べます。
アンブレラフォルダ側も外せます。アダプタも外すことができます。

使用イメージ

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このようにアタッチメントを交換することで光の指向性を変えた撮影が可能です。
ちなみにこのアクセサリは、磁石で着脱するのでアタッチメントの交換が簡単です。

最後に

「はじめに」で示した通りこの2つが課題でした。

(1)LEDライトとスタンドの結合
(2)フラッシュヘッドアダプタとの結合

今回も100均を周ってみたら、ちょうど合うものが見つかりました。
結合方法を想定しながら探すと見つけやすいと思います。完成イメージを想像しにくかったのですが、みているうちに「こうできないかな?」とイメージが出てきました。
ネットで探すと「こんなものが欲しい」と完成イメージや必要なモノが決まっていないと見つかりません。
ですが、店頭で探すと思いもよらなかったものから閃くこともあると思います。店頭でいい刺激をうけた結果、完成できたと思います。

もし、他の機材を使う場合は、
 ・LEDライトの形や太さ
 ・ペットボトルの太さ、首の太さ
 ・アダプタの大きさ
によって結合方法を変える必要があります。

また、AC電源を使った定常光ライトでもバーンドアなどのアクセサリが付けられるものがあります。ですが電源がACのため、場所が固定されたり、屋外での利用が難しいことが想像できます。

今回の制作では、屋外に限らず、屋内でも撮影の幅が広がるものと思っています。
撮影が楽しくなる一助になれば幸いです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

<参考>

・アンブレラフォルダ:クリップオンストロボ 用 アンブレラホルダー (アルミ製) に レンズキャップホルダー付き
・フラッシュ用アクセサリ:GODOX AK-R1ラウンドヘッドアクセサリーキットGODOX S-R1フラッシュヘッドアダプター付き
 ※クリップオンストロボであれば、装着可能です。
  ただし、小型のものはアダプタの固定が難しい場合があります。

以上

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おーちゃん
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