私の銀行員遍歴

どうも、お茶です。

社会人7年目の銀行員です。

初記事なんで自己紹介も兼ねて私の銀行員遍歴を綴ってみます。

穏やかな学生時代から暗黒の社会人生活へ

地元の田舎銀行員となった理由はただ1つ。

"他の企業の選考に全落ちしたから。"

本当は東京の企業に就職して、学生時代からの彼女と同棲して結婚してなんて甘く儚い夢を抱いていたけど、バイト命の低スペック学生だった私はことごとく選考に落ち続けた。

受けたのはメガバンク、首都圏の地域金融機関、生命保険会社を中心に25社。うち内定は今の勤務先ともう1つの銀行のみ。当時は今みたいに銀行がどんどん合併したりせず、フィンテック企業もまだ少なかった。とりあえずは今の勤務先に就職して何年かしたら転職して〜...なんてまたも甘い考えを持っていた。

今思えばそれが滲み出ていたのかもしれない。支店に配属された直後から、Wのお局さん(二線の役席と事務の統括役席)や古株のパートさんたちから叱責される毎日。もちろん自分の手が遅くて器用ではなかったのもあった。叱責されるたびにムッとしてしまったのもあった。とにかく可愛がられない新入行員だったのを今でも覚えている。支店長、副支店長、営業統括の次長は温かい目で見守っていてくれたけど、事務方をクビになって融資係に係替えとなった後も融資係の先輩からいびられた。ミスも沢山した。

この支店には3年目の途中までいたんだけど、

新入行員の前で"君たちはこんなクズ(私を指差して)みたいにならないように"と言われたこともあった。

今思えば4割ぐらい、指導に託けた鬱憤晴らしのいいターゲットだった気がする。

酒量がとても増えたし、気晴らしに給料の大半を費やして東京に毎月2回ほど足を運んでいた。程なくして彼女とも別れた。

この頃転職活動もして、ネット銀行とネット広告の会社から内定を受けた。思えばそれが更なる暗黒への入り口だったのかもしれない。

3年目、ローンプラザへの異動(更なる暗黒へ)

当時の支店長はとても可愛がってくれたと思う。

私の支店内での扱いを見て(そして転職活動のことを知ってか)異動の打診をしてきた。

"もっと融資を勉強してこい!"

そう言って送り出されたのが、とあるローンプラザだった。

当時の我が社でのローンプラザの扱いは

①仕事が出来ない人が行くところ

②人格に問題がある人が行くところ

③その他問題がある人が行くところ(ハラスメント被害等でメンタルブレイクした人の復帰の部署)

というイメージが大きかった。

転勤する時も支店の人間からは"お前、終わったなw"と言われることが多かった。

今ではそう思わない(ようにしている)けれど、

当時は本当に落胆したものだ。

転勤してからは内部の事務(雑用がメイン)をやり、それから外回りで業者や個人客からローンを受け付けるというシステムだった。

私は3年目の途中から4年目の5月まで内部の事務をやり、その後担当する業者もなく借換融資の営業担当となった。

いわゆるローラーというものをここに来て初めてやった。ローラーに出た初日から結果を出し続けた。

とはいえ住宅業者は長くいる上司や先輩が全て握っており、新参者には全く付け入る隙などなかった。

この頃からだろうか、何人かいた支店長代理の1人から執拗に叱責を受けることとなる。

"お前が仕事をすると周りに害だ!"

"死ね!" "お前殺すぞ!"

"こんなことも出来ない、覚えられないなんて犬猫以下だ!"

もちろん、前任店時代と同様そそっかしいところはあった。言い訳がましいが叱責されればされるほどミスは増え、頭も働かなくなって仕事も覚束なくなった。相手の言うことはまたしても正論。

でも、どうしたら出来る様になるのか。方法論は一切言わない。自分には彼が必死に居場所を守っているように見えた。そこだけは冷静に考えられた。

そんな自分にも転機が訪れる

そして5年目の冬、同じような職場に異動した。

異動するまで可愛がってくれた別の代理や嘱託さんらにはものすごく感謝をしているし、未だに飲みに行ったりもする。

異動するとき

"ここでダメならすぐ辞めて人生をやり直す"

政治家とかがよく使う不退転って言うワードが似つかわしいのかもしれない。だが本当にそう思っていたのが滲み出たのかもしれない。

ボスも、次席の代理も、その他メンバーも

自分がものすごく必死であることを察して全力でサポートしてくれた。

1年で、我が社の普通の人が数年掛けてする経験を出来たと思う。ようやく、ちゃんと稼げてちゃんとお客さんや業者に対して還元できるものが出てきた。

つらつらと書いてみたが

全国で同じような思いをしている社会人なりたての子たちに、少しでも気持ちを楽にしてもらえるようにと思った。

もちろん、1〜2年目で辞めて全く別のことをするのは良いとも思う。

ただ、何か1つ成功体験をして、

何か1つでも自分を肯定してやれる分野を持って卒業していくのもアリなんじゃないかと思う。

noteで今後発信していく目的

自分の経験したこと

大したことじゃないけど自分の言葉や文章を使って伝えていきたいと思う。

住宅ローンのこと

社会人としての経験

心身が楽になるためにできる簡単なこと

今後の展望、キャリアについて

拙いながらもどうしたら伝わるかを考えながら綴っていきたいと思います。宜しくお願いします。


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