少女☆歌劇 レヴュースタァライトが無料公開されてたので3日ぐらいで全部見た
情報がほぼゼロ(Twitterでフォロワーが狂っているという情報ぐらいしか無い)の状態でレヴュースタァライトを見た。話題が飛び飛びで非常に語彙の感じられない殴り書きだが勘弁してほしい。
非常に陳腐な感想になるが、マジで良かった。一言で言うとデカい。
レヴュースタァライトにそこまで強く興味があるわけではなかったが、オススメされたので「22日までか~、全話見れるか微妙だけど見れるだけ見てみるか……」ぐらいのつもりで見始めた。
結果、莫大な感情と暴力で殴られた。マジで知らなかったので、1話の時点でまず「え!?これ戦闘する話なの!?!?」となった。途中からこれはこういう話なんだな……と納得したので特に問題はなかった。まひるちゃんの華恋に対する感情とか、明らかに互いにデカい感情を持っている二人組が大量に出てきた。びっくりした。こんな1話からデカい感情が見えるという感想を抱くと思っていなかった。「アタシ再生産」から変身バンク(と呼称していいのか?)の辺りで引き込まれたので、とりあえず視聴を継続することにした。そうしたら何故か3日で見終わった。演出や展開の勢いから人を選ぶものではあると思うが、自分はとても好きなアニメだった。
個人的に強く印象に残ったのは5話と7話。
これはマジで好みの話なのだが、諸々の事情で「特定の人物に対して執着が尋常じゃない女の子」が若干苦手な節があったので、まひるちゃんのことは1話からちょっと得意ではなかった。ただ急に出てきた奴に仲良しの人が奪われたらそうなるわな、とは思うので「この後大丈夫かなあ」となってたのだが……
そこに5話である。最初は怖かったが、曲(恋の魔球)の歌詞と心の変動の合致具合に持っていかれた。この回でまひるちゃんがめちゃくちゃ好きになったし、この回の後からまひるちゃんがお母さんみたいに華恋を見守っていたのが良すぎて気が触れそうになった。その良い変化を上手く言葉で表せないのだが、とにかくめちゃくちゃ良かった。
次いで7話。6話も演出いいなあ、舞台の名前が出てくるところカッコ良すぎるだろとか思っていたラストに大場ななが現れる。
最初の数話の時点で、大場ななだけ「特定の人物に対する強い感情」が無いのでは?と思っていたので、少し気になっていた。(純那ちゃんも特定個人という訳ではなかったかもしれないが、序盤でどういった感情があるか示されていたので)
7話の始め、それぞれの舞台少女たちのスタァライトでの台詞を聞き、「それぞれを指してんじゃん……」と思っていた。だが、大場ななだけは違った。
「また繰り返すのね 絶望の輪廻を 星明りのもとで」と。
それを聞いた自分は「オッなんだ?お前だけループものでもやってるのか~?ハハハ」みたいな事を言った。
マジだとは思ってなかった。
大場ななは特定の人物に強い執着があるのではない。舞台全体、全員に対してとんでもなく大きな執着を持っていたのだ。畏怖の感情に包まれた。特に7話は深夜に見ていたので、ラスト突然のホラーにデカい声が出た。夜にホラゲーをやるのを控えるぐらいにはビビりなのでマジで勘弁してくれと思ったし、ずっと奇声しか出なかった。これまでの回を思い出して気が狂った。EDで無言になるな。キレながらその日に8話も見た。8~9話の流れもめちゃくちゃ良かった。9話の純那ちゃん好きだが……いや、そもそも良くなかった回とか特に無いんだが……?
第10話~11話でも思ったのだが、メインでは天堂真矢と西條クロディーヌの戦闘描写は取り上げられていなかったのにも関わらず、お互いに持つ莫大な感情とこの二人の強さ(あとそれに何度も勝利していた大場ななの強さも)が伝わっていたのが凄いと思う。ただ最後の方に感情のスパートをかけられたのはちょっと笑った。二人にしか伝わらない言語で告白じみた会話をするな。
天堂真矢、強さだけでなく可愛さも伝わるので(お菓子に喜んだ顔をしていたり)めちゃくちゃ良いんだよな…………全員の良かったと思うところを書きだすと矮小な言語野を開示することになるためここまでにします。
最後、舞台少女に舞台装置が呼応して華恋がめちゃくちゃ暴虐を成していた辺りで最高になりました。最初から最後までデカい感情のラッシュだった。第12話で「は?最強の告白だろ」としか言えてなかったし、再生産のところでもう気持ちがおかしくなるし、最後の変化したスタァライトの舞台で大場ななの台詞でまたおかしくなった。OPの一場面が流れるところも良すぎるし、見終わった後ずっとため息しかついてないし、飯を食わなければいけないのにこんなnoteを書いてしまっている。もう駄目だ。
Amazonで映画を借りて見ようと思います。終わり。
追記:劇場版が再上映されたので、ラッキーと思い見に行きました。
相変わらず勢いと感情がデカすぎる。ネタバレのない範疇で個人的かつ端的に言うと、まひるちゃんが最強最高の女だったのと、天堂真矢&西條クロディーヌが異様に感情がデカくてカッコよくて最高だったところ、そして全員べらぼうに歌が上手いところが特に良かったです。デカい!