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【大学編入】 高専から大学に編入してみて気づいたこと

みなさんこんにちは。いちのすけです。

大学編入試験シーズンまであと数ヶ月かと思いますが、編入を目指す皆さん、調子はどうですか?

今回は大学編入する高専生に向けて、大学に編入するとどういうことが起きるのかを、筆者の経験を基に解説していきます。

もちろん試験を突破することも重要ですが、その後の情報を少しでも知っておくと、大学生活の初っ端からつまづくことは回避できると思います。

今回は、編入学試験を受験する高専生とその親御さんに向けたものとなっているので、多くの人の参考になるかは怪しいですが、できるだけタメになるような記事にしたいと思います。

それでは参りましょう。

1.単位振替は大学によって大きく違う

編入生が、まず最初にぶち当たる壁は「単位振替」です。

みなさんは高専で、多くの専門科目を履修してきていると思いますが、その専門科目を編入先の大学にある単位に変換して活用するシステムのことを単位振替といいます。

この単位振替は、大学によって大きく異なってくるのを覚えておいてください。

例えば、筆者が編入した福井大学は、共通科目20単位+専門科目56単位=合計76単位を振替できました。

これは他の大学に比べても中々多いのですが、より多くの単位振替を受けられる条件は主に2つあります。

1つ目は、大学の単位と高専の単位の相性が良い場合です。

単位振替をする際、大学は高専のシラバスを見て「うちの大学の単位と振替するに相応しいか」を判断します。

例えば、高専で応用数学という単位を習得していたとして、大学にも全く同じ名前である応用数学という単位があったとしましょう。

この場合、単位の名前が同じだから絶対振替できるとは限りません。大学はちゃんと中身で判断します。

仮に、高専の応用数学は微積分を主に学習する単位だったとしたら、単位振替するには、大学の応用数学も同じく微積分を主に学習する単位である必要があります。

さらに同じ微積分でも、どれくらいのレベルを扱うのかという点も一致していないと、単位振替は難しいです。

以上から、振替できる単位の条件は

  • 学習単元及び学習到達レベルが大体同じであること

これが重要になってくるので、編入したい大学のシラバスを見て、高専で得た単位が振替に使えるのかを早めにハッキリさせておきましょう。

また、編入先に同じ高専の先輩がいたら、その先輩に聞いてみるのが一番なので、技科大など編入生の多い大学は有利かもしれません。

1つ目が長くなりましたが、より多くの単位振替を受けられるもう一つの条件は、高専で在籍する学科と同じような学科を受験することです。

例えば、機械系の高専生が電気系の学科に編入するとなると、専攻が異なるため、振替できる単位が極端に少なくなります。

編入試験でも、違う学科を受験する場合は、習ってない科目を受験科目として対策する必要が出てくることがあると思いますが、それと同じようなことが単位振替にも起こります。

結局、一度決めた学科から逃れるのは非常に難しいんです。筆者の友人の中には、農学部から工学部に編入した人がいますが、編入時点で留年が確定しているそうです。

余程意思が固くないと、学部・学科を転向してやっていくのは難しいと思うので、その場合は覚悟を持って大学に行ってください。

2.編入生は新入生でもある

編入生の中には「自分は3年から入るんだから、学部2年の奴らより優秀」と思っている方がいるかもしれませんが、完全に間違いです。

大学は高専と全然違います。今までのやり方が通用しないことも多々あります。

変なプライドはすぐに捨てて、分からないことは内部生の方に色々質問して、あくまでも自分は1年生と同じ新入生であることを自覚しましょう。

以上若干説教っぽくなりましたが、実際編入生は新入生としてみられることは多いです。

サークルの新入生歓迎会や、オリエンテーションなども含め、新入生だからこそ参加できるイベントは色々あります。

新入生であるうちに色々行ってみましょう。自分が想像しなかったコミュニティで、一生の友が見つかることは稀ではありません。

新入生という立場を有効活用していきましょう。

まあ、一部の人間はそんなことお構いなしなんですがね…。

3.先生は思ってるほど助けてくれない

編入生は間違いなくレアな存在ですが、先生は我々編入生について特別扱いはしません。もっと言うと、学部3年と同じように接してきます。

チュートリアルがないんですね。新入生なのに。

もちろん面倒見のいい先生は一定数いると思いますが、基本的に先生はサポートしてくれないので、頼りにしない方が良さそうです。

先生に聞くよりも、教務課や学生課の方がよっぽど丁寧に返してくれるので、困ったら先生ではなく教務課や学生課に問い合わせるのをお勧めします。

実際、先生が間違った情報を学生に伝えてしまうこともあるので、重要なことはちゃんと確認しておいた方がいいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

少しでも、みなさんの参考になれば幸いです。

他にも気づいたことがあれば、随時この記事に追加していこうと思いますので、定期的に読み返していただけるといいのかなと思います。

最後まで閲覧いただきありがとうございます。それでは、また。





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