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GameCube レンズ修理

ハードオフで見かけるジャンクのゲームキューブ(以後 GC)の症状に『ゲーム読込NG』があります。
"GC レンズ調整" と検索すれば、VR(ボリューム)の抵抗値を調整する修理が有名です。
今回はVRの抵抗値を変更せずに修理する方法を書きます。


外装の分解

GCはネジの数が多いことで有名ですが、さほど難しくありません。
外装背面にあるネジは特殊ネジになりますので、Amazonなどで専用ツールを準備しましょう。

GCの裏側に4ヵ所ネジがありますので外しましょう。

結構奥まった位置にあるよ

ネジが外せると、上側の外装が "スポッ"と取れ、内部にアクセスすることができます。
バックパネルとフロントパネル+リボンケーブル があるので写真のように外しましょう。

ドライブの分解

続けて見えているプラスネジをすべて外しましょう。
ここのネジが多くて大変ですが、頑張りましょう!

排気ファンの下にも隠れネジが居るよ

ネジを外して、ファンのコネクタを外して、ドライブを上に持ち上げると写真のように3つに分解することができます。
今回修理するのはドライブ側(写真の一番右側)になります。

ドライブ基板の分解

ドライブを裏側にすると6ヵ所ネジがあるのでプラスドライバーで外していきます。

ネジが外せると、ドライブ側の基板が見えてきます。

基板を固定しているネジ4ヵ所をプラスドライバーで外します。

ここのネジは皿付き

コネクタ: 1ヵ所
ケーブル: 2ヵ所
はんだ: 2ヵ所
これらを基板から外していきます。

リボンケーブルを切らないように慎重に分解してね

これでようやくドライブの基板だけにすることができます。

ようやく修理できる

VRの調整(余談)

GCのレンズ調整で見かけるのが、こちらのVR(ボリューム)の抵抗値を変え、衰えたレーザーの出力を調整する内容です。
投稿主も初めはこの方法で修理していましたが、修理した直後は調子が良いのですが、時間経過で読込みNGが再発してしまいました。
今回はVRの調整を行わず、コンデンサの交換で『ゲーム読込NG』を直していきたいと思います。

一番有名なVR調整はここの部分

コンデンサ交換

写真にあるコンデンサ全て(10ヵ所)交換していきます。
各コンデンサの容量と電圧は写真の通りです。

GCは少ない方
サイズは目安です

投稿主は 『ピンセットはんだごて』 を使って1個ずつコンデンサを外しています。
使っている工具は別の記事でまとめているのでそちらをご参照ください。

コンデンサ交換する人はあると便利かも?

全て取り外せたら、新品のコンデンサを取り付けていきます。
取り外したコンデンサのパット片側をはんだ吸取り線でキレイにし、コンデンサの容量, 極性, 周辺部品に気を付けながら はんだ付け していきます。
残念ながら電圧が一致したコンデンサが見つからなかったので、元々の電圧より高いものを代替品として使いました。(例 47uF/6V → 47uF/16V)

参考までに投稿主が購入したコンデンサが以下になります。
マルツさんより購入しております。
【UWX0G470MCL1GB】CAP ALUM 47UF 20% 4V SMD
【EMVE6R3ARA221MF80G】CAP ALUM 220UF 20% 6.3V SMD
【EMVE6R3ARA101MF55G】CAP ALUM 100UF 20% 6.3V SMD
【EMVE160ARA470MF55G】CAP ALUM 47UF 20% 16V SMD

あくまでも参考で

コンデンサ交換が終えましたら、分解の逆の手順で組み立てましょう。
組み立てる前に、念の為 コンデンサの容量, 極性, 電圧など再確認しましょう。

ゲームが読込める最低限の環境まで組み立て、無事にゲームが起動するかチェックしましょう。
投稿主は一発でゲームが起動しました。

ゲームが読み込めることを確認できたら、最後まで組み立てる


最後に

いかがだったでしょうか。
VRを調整した修理より手間ではありますが、コンデンサを交換するだけでゲームが読み込めるようになりました。
検証した訳ではないので、憶測ですがレンズの出力調整が劣る原因は以下だと考えます。

経年劣化による"コンデンサの容量抜け" → 正しい電圧が出力できない → レーザーの出力が劣る → ゲームが読込めない

今回の修理は、原因である容量抜けしたコンデンサを交換したことによって、レーザーの出力が戻りゲームが読込めるようになったのでは?と考えます。
レンズが汚れている, 傷ついている、 ドライブが壊れている などでなければ、コンデンサ交換をチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

以上

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