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「人はそれぞれ」ではすまない
来る日も来る日も、「これ以上苦しめない……」と限界を越え続けている。本当に苦しい。
夫はわたしが「こういう人ならよかったな」というのとは違う。でも、それは、わたしの理想が「正しい」、夫は「間違い」、ではなく単なる差異だと捉えている。当たり前だが、性格や考え方は人それぞれだ。
ただ、差異というだけではすまない側面もある。極端な例えだが、他人を殺すのに抵抗がない人がいて、実際、誰かを惨殺したとしよ
2か月の間に3人の患者が死亡した精神科病院
精神科の先生に、入院するよう言われてから数日間、迷った。
迷うという選択肢は無い状況と思いつつも、迷った。
でも決心して、保険会社に手続きを進めてくださいとお願いし、手配先の病院はどこかと聞いたら……
2か月の間に3人もの患者が亡くなって問題になっている病院グループだった。
これでは入院前から不安が募る。
事件が起きた施設ではないが、わざわざこういう安全基準で運営されているところに入りたく
入院しなさい、と精神科医に言われた。どうしよう…
もう限界。
そう思いながら、もう少しだけ、もう一度だけ、頑張ってみる。
毎回何とか乗り切った。
そうやって何年も綱渡りを続けてきた。
でも心は確実に壊れていった。
これ以上、誤魔化せない。
誰かに止めて欲しい。
小さい頃から頑張り屋さんの癖が抜けない。
だから苦しくても努力を続けてしまう。
誰かに止めてもらわないと、多分そのうち、錯乱状態で命を絶つだろう。
全てを終わりにしたいのだから
妻を助手席に乗せた車を、繰り返し衝突させた夫
わたしたちの夫婦関係は、20年以上かけて、どんどんこじれていった。
その間、何度も話し合って、やり直そうとした。
正確に言うと、わたしが「もう無理」というたびに、夫が「諦めるのは早い。もう一度やってみよう」というから、そうしてきた。
ところが、夫は、関係修復に向けて努力すると言いながら、相反する行動をやめない。ひどい時には、「今度こそ、2人で再出発しよう」と誓った数日後に、見事にわたしを裏切る
君は「お母さん」になりすぎた、だから、もうセックスはできない(後編)
<前編はこちら>
子供が9歳の時、わたしは子供と2人で、当時住んでいたアメリカを離れ、イギリスに戻ることにした。子供の進学を考えてのことだった。
夫はアメリカに残るので、わたしたちは別居をすることになった。
この時点で、レス歴10年、別室で寝始めて3年以上経っていたので、夫婦関係において大きな変化というわけではなかった。
子育てがひと段落、夫婦関係の再構築を目指す
子供の学校は、コットヒ