【虎に翼 感想】第104話 寅子と航一の合意結婚
事実婚の合意
寅子と航一は、入籍するのをやめた。それは決して “結婚をやめた” とイコールではない。
互いに遺言書を残して、それを婚姻届のような扱いにする。
つまり “事実婚” を選択したのだ。
愛情の搾取。
寅子は、婦人弁護士としての地位を確立するために、優三さんの提案(告白)に乗じて結婚し、名字を変え、弁護士、裁判官としてのキャリアを重ねてきた。
その負い目を、結婚して10年経った新潟の地で、他人の結婚を機に認識させられていたのだ。その負い目はこれからもずっと続く。