【北欧視察】アイスランドの大自然
レイキャビクの超コンパクトシティを楽しんだ後は、現地のバスツアーを利用してアイスランドの大自然を堪能しました。
留学の締めくくり、人生で一度は立ちたかった大地の生まれる場所「ギャオ」をはじめ、雄大な景色をご紹介します。
1)大陸の生まれる場所・海嶺「ギャオ」
大西洋中央海嶺(海洋プレートが両側に引っ張られるために生じた地表の割れ目)の上に乗っているアイスランドは、海嶺を地上で見ることができます。これを見ることが、今回アイスランドを訪れた最も大きな目的でした。
世界遺産シンクヴェルディトリル国立公園は、レイキャビクから40キロほど。ここで見られるギャオは規模が大きく、ダイナミックな地球の営みを肌で感じることができました。
2)間欠泉ゲイシール
次に訪れたのは、ホイカダールル(Haukadalur)という地熱谷にある間欠泉です。
最も巨大なグレート・ゲイシールは現在活動が止まっているようで、すぐ近くのストロックル間欠泉を楽しみました。この間欠泉は比較的大型かつ最も活動的で、6~7分ごとに20mほど噴出します。近くで撮影していたら、すっかりびしょぬれになってしまいました。
3)黄金の滝グトルフォス
クヴィータアゥ川の渓谷にあるグトルフォスはアイスランドを代表する滝の一つで、ラングヨークトル氷河を源流としています。その圧倒的な水量に、あるイギリス人事業家が水力発電所を建設しようと考え、論争が起きた歴史もあるほど。本当に、圧倒される水量に感嘆しました。
セリャランズフォスの滝
国道1号線のそばで、アイスランドの最も人気のある裏見の滝です。セリャラントスフォスという名で知られていて、氷河湖を見に行くツアーの途中寄りました。切り立つ崖壁から落ちる滝は、見学のための道が整備され、滝の裏に回ってダイナミックな滝つぼの様子を見ることができます。
5)ブラックサンドビーチ
レイニスフィヤラは、アイスランドの南海岸にある世界的に有名な黒砂のビーチです。沖合には巨大な海食柱(レイニスドランガルと呼ばれる大きな玄武岩)があって、大西洋の荒々しい波が黒い砂浜に寄せています。1991年にはナショナルジオグラフィックの「是非訪れたい世界のビーチ(熱帯以外の部門)」トップ10に選ばれました。
6)ビークを流れる川
ツアーバスの中から何となしに撮った写真です。川って、高低差の無い平野を流れるときは(日本のように整備されていない自然のままだと)こんな感じなんだなーと思わせる風景でした。きっと徳川家康が関東に入った時は、まだまだこんな感じだったんでしょうね。
7)ヨークルスアゥルロゥン氷河湖
ヨークルスアゥルロゥンはアイスランドで一番有名な氷河湖です。アイスランド島の南東部、スカ二タフェットル国立公園とホプンの間くらいにあります。
氷河湖とは溢流氷河の雪解け水が溜まった湖のこと。ヨークルスアゥルロゥンの水は欧州最大の氷帽ヴァトナヨークトル氷河から伸びている、ブレイザメルクルヨークルという氷舌からきています。
ヨークルスアゥルロゥンが特徴的なのは氷河から氷の塊がまるごと解け落ちて浮かんでいる点です。数階建てのビルより大きなものもあり、スケールの大きさに圧倒されます。
この氷河湖は実はかなり新しい湖で、1935年ごろに形成されました。気候の温暖化によりブレイザメルクルヨークル氷河の縮小が急激に進み、代わりに氷河湖が出現したのです。現在、氷河湖の面積は1975年から既に2倍になりました。このペースで行くと近い将来、ヨークルスアゥルロゥンはフィヨルドになるのではないかと考えられています。
8)ダイヤモンドビーチ
ダイヤモンドビーチは、黒い砂浜に美しい氷河の塊が打ち上がっている人気の観光スポットです。
氷河から氷河湖へと流れだした氷の塊は、河口から海へと出て波に砕かれ、小さな氷のかけらとなってこのダイアモンドビーチに打ち上げられます。打ち上げられた氷は透明で、太陽の光にきらめいてとても美しい光景でした。
9)Hofskirkja教会
アイスランドの伝統的なターフ・ハウスの古い芝生教会です。アイスランドの伝統的な造りで、屋根が芝で覆われています。
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