今すぐ止めるべき「効率の悪い楽器練習法」と、上達への近道
「なんでいつまで経ってもオレは上手くなれんのや?」
という時に読む記事です。
「楽器の上達に近道などない」とはよく言われますが、「遠回り」は存在します。そして多くの人が実際に遠回りをしています。それは
👉とりあえず楽譜を手にし、曲を初めから終わりまで通して練習
👉そしてそれを繰り返す
この練習法は
とにかく時間がかかる
せっかく曲を覚えても忘れやすくなる
と、いいところがありません。その上
苦手な部分は苦手のまま残ってしまう
という決定的な弱点があります。得意な部分と不得意な部分がはっきり分かれてしまいます。
そして苦手な部分が残ったままの曲は、コンサートや発表会で使おうという気にはなれません。時間をかけて練習したものだとしても、です。
(☝️ ՞ਊ ՞)☝️イラっとするのよ。
「遠回り」はやめて、一番近い道を行きます。
👉曲をパーツごとに区切って練習
👉「どこが苦手か」を見つけ出し、その部分だけ2、3音単位まで区切って練習する
こちらの方が断然速いです。相対的には「近道」と言えます。図をご覧ください。
ミソは「⚠重要」のところです。練習は「苦手をつぶす」ことに特化します。②の部分でつかえてしまうことがわかったら、練習すべきは②です。すでに弾ける①を何度も弾いて時間を浪費する必要はありません。つまるところ、その時間が「遠回り」の原因です。
弾ける部分を弾くのは気持ちが良いのですが、そこはぐっと我慢します。
最悪なのは「①から弾き始めないと②が弾けない」という状態です。それは「指が曲を覚えている」だけの状態なので、ちょっとした動揺、時間の経過、ストレス等ですぐに弾けなくなってしまいます。
苦手な部分がわかったら、「難しいものを簡単にする方法」を使います。それは
1、区切る
2、繰り返す
です。2音か3音の極小単位まで区切ると、どんな難しいフレーズも簡単になります。そして簡単にできたものを最後につなげるだけです。この練習法は音楽のプロ達も使っています。
このようにして習得した曲は、簡単には忘れません。いつでも披露できる貴重なレパートリーになります。
一つの曲には、ほかの曲でも使える技術がたくさん入っているので、このようにレパートリーを増やしていくと、色んな曲にすぐ対応できるようになります。
著名なピアニスト、フジコ・ヘミングはこう言ったそうです。
「初心者はピアノを弾くための指の練習なんかしないほうがいい。曲の中には、とんでもなく難しい部分があるでしょ。私はその曲の中で、指の練習をすることにしているの。人生は、指の練習をしているには短すぎるし、第一、意味がないもの」ーフジコ・ヘミング
レパートリーを増やしていけば、そのまま上達できます。
まとめ
①まず曲をパーツ毎に区切り、各部ごとに練習する。
②「どこが苦手か」を洗い出し、その部分だけ2、3音単位まで区切って練習する
③すでに弾けるところ(冒頭部など)へ戻って弾かない。「苦手をつぶす」ことを目的とする
すると自信をもって演奏を披露できるようになります。
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プロオカリナ講師ジャスティン
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