サンレンズ越しの明日
底をついた感情と屠られた王冠
もはや何もなく、何も感じないほどの優劣査定
走り書きの付箋、それ自体が記号のようで、赤茶色に腐ったお伽話を忘れないように繰り返し口ずさむ
舵輪の頬杖、けたけたしい懺悔は称賛に値する
それぞれの定義を一つの鍋で煮込んだ場合、三次元方程式は当てはまるのだろうか
無論、xはxで、yはy、それ以上であり、それ以下でもある
数字に騙されて、すすり泣く者、数字で騙して、せせら笑う者
うそぶいたとて、逃げられない明日があるのならば、世間一般も金輪際関わりを断って、泳ぎ明け暮れるのも一興だろう
探しているのは、今日、そしてこの瞬間
ツーボールワンストライク、さぁバッティングカウント
呼吸の、阿と吽。