春雨に味ついてるのか?
なんか面白いのでタイトルにした。
春雨サラダっぽいものが
結構な頻度で食卓に並ぶ家庭で。
一応、お伝えすると中身は
春雨、薄焼き卵の細切り、ハム
きゅうり、っていう
いたってシンプルで。
たまにわけわからん食材も
こんにちは、お邪魔してますと。
そこはつくり手の好みアドリブで。
我が家のロージー(老爺)のほうは
「なんかかけたらいいのか?」と
「味ついてんのかこれ?」と聞く。
これに対してローバー(老婆)は
「醤油とかポン酢とか自分で好きなもの」
ちゃんと最初は毎回、言ってたらしい。
だが昔からそうらしく、春雨サラダが
ベチャベチャになってしまうので
味をつけたことは、ほとんどないらしい。
各自食べる人が好みのドレッシングや
マヨネーズ、ポン酢などいろいろです。
たしかにイロの区別が若干弱く
色弱的なところがあるのだが
それ以前に食べてみたらわかる。
ちょっとつまんで味見すればね。
手もつけず、すぐ聞くのもね。
なんか浅く幼い対応だなと思うが。
毎回、言われたことをロージーも
聴いていないのではない、ようだ。
もう昔から何十年も言うらしくて。
おそらくロージーなりの会話の中で
定番化したやりとりみたいな認識で。
ローバーにかまってほしいんだろう笑
毎回、食べるときのコミュニケーション
何かければいいんだ?など繰り返す。
以前も書いたが、このロージー
ちょっとコミュニケーションがヘタ。
会話もあまりうまくなく、他人を責め
他人に言われるのとカンシャク起こす。
そして基本、このロージーは食事オンチ。
食べることに、さほど興味はない。
食べるという行為を消化するように
こなそうとしているのがわかる。
いますよね、こういう食事を
楽しむでもない、摂取するだけの人。
いわば、そういうタイプなんですよ。
味が薄い、濃い、クサイ、固いだの。
思ったことを口にしてしまう。
つくった相手へのありがたさは
あるらしいが、配慮がなく口をつき
さらに言葉にするのがヘタ。
味覚に対しても自信がないのか
おいしいんじゃないですか?笑
ってふざけ気味でかわそうとする。
子ども以下になってきているが
本人は毎回、忘れたかのように聞く。
まだ認知症ではないようなんだが
昔からそういうタイプなんですよね。
ローバーのほうもめんどくさくなり
勝手に好きなものをかければいいと
突き放して言うと、すぐすねて怒る。
子供。どうしようもないでしょ?笑
仕事ばかりしていた人間は
こんなにも生活まわりの所作の基本が
育っていないまま年老いてしまう。
ロージーは料理も自分ではしない。
なんでもかんでもやってあげてた
ローバーも悪いといえば悪いが。
そういう時代、世代の人なんでね。
自分で工夫することにも億劫なまま
自分で納得してパターン化した行為は
飽きずにずっと苦もなく続けるタイプ。
出されたものをただ、そのまま食べる。
文句を言うのも上手ならまだいい。
これも言い方ひとつでセンスが現れる。
事前に自分の意思で工夫することなく。
もう冷蔵庫の中も何度も見ていても
ドレッシングやポン酢などの位置が
どこにあるかわからないと叫ぶ。
これではローバーがキレるのもわかる笑
食すことを意識して生活していないから。
小さい頃から自分で食べるものを
無意識にでも工夫してきたワタクス。
ローバーが意識して料理を手伝わせ
つくってみなさいと促してくれた。
専業主婦ではなく、仕事しながらで
手伝ってくれたら助かる、ありがとう。
料理を褒め、男でも料理する時代だと
料理に対する苦手意識がないように
育ててくれてたおかげである。
ロージーの母、つまりワタクスの父方の
ばあちゃんには、さんざん言われたらしい。
子どもにそんなことさせるなんてと。
そこまでしてラクしたいのかと小言。
まぁ、大正生まれのばあちゃんで
それも世間の常識だったのだろう。
姑にいろいろと言われながらも
自分の子どもたちには積極的に
調理、料理、食材を教えてくれた。
おかげで料理に対しても苦手意識もなく
自分で食事の準備も、片付けも苦ではない。
あとはワタクスの世代は飲食店等が
世間にも増えだして、そこでの
アルバイトなどの経験も多い世代だから
自然に仕事上でも身につけた人も多い。
それ以前の世代は、亭主関白気取りで
何もやらず、何もできず、仕事だけ。
昭和のドラマにありそうな親父姿を
地でいく典型的な昭和人間だから。
これ味ついているのか?
これには何かければいいんだ?
おそらくこれからも健康なかぎりは
言い続けるのだろう笑
いや、たとえ認知症などになっても
その言葉だけは忘れないのかもな笑
それがロージーのパターンだから。
はい。昨日のリアルな話でした笑
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