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マキクベのち、ドミノ倒し。


楽しいことや面白いことを

いろんな業界が提供してくれる。

その流れに乗り、満喫して、

目をそらせていないか?


みんなでがんばろう、応援しよう。

おうちで過ごすにはこれがオススメ。

いまは協力して、乗り切りましょう。


感染を拡大させないためには、

いまはまず、それでいいとも思う。

しかしその後の先の展望がみえない。


大手メディアからこぼれてくる情報は、

その後の現実から目をそらせる内容で、

なんていうか全国民みんな子どもみたいな

そんな扱い方されてるのが日本の現実。


いまこんな時期だからこそ、との慰め型。

心情的には全体の意識には効果があるんですが、

東日本大震災のときと同じパターンの踏襲。


ココロを一つにして、乗り切りましょう的な。

なんかミエミエで冷める人も多いと思います。


がんばろう、ってだけで結局、あまり変わらなかった。

全体としては協力する姿勢をみせるだけで、

既存のシステムの延長で、傷んだところを補修する。

同じシステムのなかで少し図柄が変わった程度だった。


そして今回もまた、同じパターンでがんばろうという。

でも今回の事態は震災時と、ちょっと違う。

おそらくギリギリで機能してきたシステムが

崩壊しかけているのではないか。


より複雑にいろんな業界が絡み合い、

混乱を極めていって、引きずられるように

淘汰されていく現実と、支援の限界がみえる。


震災時とは違って、がんばろうではどうしようもなく、

国や行政まかせの心理の踏襲では、どうにもこうにも

救いきれないような部分が浮き彫りになるのではないか。


メディアはいつもどおりの安定の揚げ足取り。

昨日、今日〇〇がこんなこと言うてましたぁぁ!!

って火ならぬ非に薪をくべるやり方(笑)


あっちの火種に、こっちの火種にと忙しく、

勘違いしたジャーナリズムに酔いながら、

燃えろ、燃えろと薪をくべ続けていく。


これはね、平和なときの日常のあそびの延長。

メディアはこのワチャワチャを提供しているだけ。

結局は騒ぐだけ騒いで、いろんな意見を立てて、

なんにも変わらない構図の中にまた落とし込んでいく。


現状から少しでも解放されたい気分。

なるべくお金をかけずに、いつもの延長線上で

あまり極端に変えることなく楽しみたい。

自分の「取り分」は保持したまま、

そこだけは維持していたい、となっていく。


動画を中心に気分のいいもの、楽しいものを

ナグサメのように浴び続けてしまう。

で、結局なにも変わらないところに落ち着く。

いろんな意見が立つけど、何にも変わらない。


うまくやろうとする期待が大きくなるが、

自分は評論家で、主張するばかりで誰かがやれば?

ってスタンスで経済も行動も動かすリスクは取らない。


実際の期待以上のものを架空の実行者に背負わせて、

できないと、期待した分だけ、落胆を大きくする。


今回は全体として、システムの機能維持が難しい。

すべてを助けようとすると、共倒れのおそれもある。


しかし、すべてその解決を国や行政に期待をかけて、

自分たちは口座を守り、意識的にお金を回そうとしない。


少しずつ、真綿で首を締めるように倒れていく。

そしてドミノ倒しのように、連鎖が始まる。

ドミノを横目で見ながら、誰も止めない。


止められるアイデアを持てないまま、

ただ見てるだけ。


倒れ続けるドミノの音だけが、

沈黙のなかで鳴り響くだけなのかもしれない。








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