得意なカタチ、特異なカタチ。
ワクチンのお話。
モデルナとアストロゼネカが
承認されたという。
ぶっちゃけて言うと
ゼロイチができない日本。
この際、各ワクチンの良さを
洗い出して国産のワクチンを
つくるほうが良い。
間に合う間に合わないは
とりあえず置いといて。
いろいろとりあえず
分析や研究をして
どうアレンジするかは、もう
やり始めている段階だと思う。
何でもそうだが日本は
ゼロからイチは不得意。
イチから2や3など
モデルをもとに改良を加え
精度を高めるのが
格段に得意な国である。
だいぶ前から各社のワクチンを
手に入れて改良する研究は
しているんだろう。
だってそれが一番得意な戦術。
それでのし上がったようなもの。
食べ物でもなんでもそうだ。
他の国からオリジナルを仕入れて
独自の進化を遂げていくのは
世界を席巻するジャパンスタイル。
決められたこと以外には弱い
という情けなさは、
もちろんいま直面する弱さを
象徴するようなことだ。
しかし、この先必ず解決すべき課題。
絶対に放棄してはならない。
短期間でジツをとるならば
各社のワクチンを国産化のために
アレンジしていく道もひとつだろう。
前回書いた記事では
散々日本の弱点を嘆いてみた。
その取り組みは、できる人が
率先して別路線でやり続けて
実現していくべきだと思う。
しかしゼロイチが不得意で
イチを2や3にするプランが
得意な人間を有効に活用するのも
ひとつの手段である。
何も全員が全員、
ゼロイチに取り組めとは言わない。
そこはうまく得意不得意で
分担していけばいい。
得意に人が集まるけど
特異がなければ
生まれないこともある。
特異なことが得意な人がいる。
人「も」じゃなくて、あえて
人「が」なんですよ、ずっとね。
この両輪を同時に回さなければ
前には進まないはずだから。
片方だけ回してきたから
日本はこれまでグルグルと
回りながら周回を続けて
問題を迂回ばかりしていた。
挙げ句の果てにはもとの位置に
戻ってくるだけだったから。
前には誰もいない
はずなんだけど(笑)
なかなか前に進めなかった。
なぜか回りながら
周回していた日本は
本来ならまだ前に
進めるはずですからね。
そこに気づいて動けるか。
勝負はこれから。
その気持ちを持つ人は
潜在的に多いはずだから、
あとは動きやすくする場を
つくり、サポートする道筋を
つくることが大事ですね。
そこができれば、
ケチャップドバドバ。
行政に頼らずこの場をつくる。
カネは出してもクチは出さぬ。
そういう場をつくらないとね。
あえてそういうことをしないと。
これまで散々失敗してきた原因は
何か?それは
当たり前の発想で
当たり前の答えを
出してしまうからです。
同じ考え方では過去と
同じようになり
同じ失敗をするだけ。
カネを出す側は残念ながら
同じ考えで固定化されてる。
だから少しネジの外れた人が
あらゆる業界でトップにこないと。
まともなやつじゃダメなんです(笑)
得意なやつに任せることもあれば
特異なやつに打開させることを任せて
「意図的に」仕掛けることも重要で。
やってみないとわかりませんよ。
そんなのダメだと言われてきた
人やモノやコトが意外と歴史上、
打開してきたんですから。