有料駐車場にて。
何でもいい。書いてみる。
書き始める。
するとなんとなく言葉が
脳内で音声で起動していく。
すらすらとまではいかなくても、
ちょっとずつ音が息づいてくる。
うまく書けたときは嬉しい。
まるで天才にでもなったかのように
走る、走る。
その感覚は苦しくないのに
思いのほかスピードが出ているような。
そんな感覚になると、
書くことは楽しくなる。
書きたいときに書けない。
そういう谷底も楽しみながら
味わい尽くすように、
余裕なフリをかましてみたり。
大事なことはわかっている。
肩のチカラを抜くのではなく、
緩やかに、緩~く弛緩させる。
書きたい意欲まで消さないように、
ゆっくりとやさしく扱う。
すると程よいハリのある言葉が
時間を問わず降りてくる。
それを紙ふうせんにさわるように、
少し手を引いて衝撃を吸収しながら
受け止めてみる。
すると言葉は動き出す。
私たちに合わせたりしない。
彼らは躍動するように、
軽やかに、ふわりと降りてたたずむ。
あら?何を書いているのだろう(笑)
なんだかよくわからない文章だろう。
でもそれがココチヨイ。
気温関係なく頬をなでる風のように。
あら?カッコつけちゃダメだな(笑)
なんかどこかに行ってしまった。
紙ふうせんごと、どこかに。
言葉を選ぶでもなく、
降りてくるままに従いながら、
こうやって書いていく。
何かが伝わる。
伝わってほしい。
イヤ、強いな。
伝わるかも。
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