第25回長野マラソン 備忘録
4月23日、第25回長野マラソンに出場しました。
長野マラソンは5回目の出場。
フルマラソン10戦目・ 30代最後のレース。
長野マラソンを毎年本命のレースと位置付ける身としては、準備に特に力を入れます。
練習の事や、レース中の事、そして、今回はこれまでの大会には無かった新しい事も経験したので、書き留めたいと思います。
練習の事
令和5年1月〜大会前までの実走行距離は785km。
内訳は
1月:170.5km
2月:228km
3月:271.4km
4月(21日まで):111.65km
昨年12月下旬にCOVID-19に罹患し、練習を再開出来たのは年明けから。
1月中旬までは走っていても肺が冷えやすくて疲れやすくて、この先やっていけるんだろうかという不安と闘いながら、1月は年末に出遅れた分、何とか距離を重ねられました。
2月3月で月間200km以上を目標にして、スピード強化の週と、ロング走の週を隔週で設定して。レース2週前の4月10日頃まで、マラソンに必要な事をバランス良く積み重ねるプランにしました。
スピード強化は、主に1000m×5のインターバル走と10kmペース走。
ロング走は、21km走をペース走・LSD・白方式インターバルの3種目を合計で5本+レース4週前の30kmペース走を行いました。
3月11日には春の松本ランニングフェスティバル2023ハーフの部に出場して、サブ100を達成出来ました。
この経験は、本当に大きかったです。
大会4週前の30km走もこれまでの自己ベストで走り切れて自信になりました。
この30km走の結果をもって、長野マラソンでの目標を
3時間50分切り
から
サブリノ(3時間45分切り)
と上方修正しました。
大会前日の前泊
これまで出場した長野マラソンで、大会当日早朝に上田駅から混雑した電車に乗ってスタート会場へ向かう事に負担を感じていたので、今回は初めて前泊という形を取りました。
長野駅周辺では宿が取れず、千曲市戸倉上山田温泉の【おせっかいゲストハウス 昭和の虎や】
に宿泊。
徒歩30秒の場所に温泉もあり、最寄りの戸倉駅から始発の電車もあるという環境で前夜を過ごす事が出来ました。
大会当日スタート前決起集会
7時〜
松本山雅FCサポーターランニングチーム【RunSou1】の決起集会
7時15分〜
AC長野パルセイロがクラブ発信のイベントとして主催の決起集会
(アウェイ感感じてきました 笑)
7時40分〜
最近入部した【イケオジ軍団】のシューズ円陣集会
を梯子して、レースへの士気を高めました。
レース振り返り
スタートからゴールまでのラップはこんな感じでした。
①スタート〜5km 30分15秒
号砲からスタートゲートまでは3分半ほどで通過。
混雑を潜り抜けながらリズムを掴む事に集中。
声出し応援解禁の熱を、序盤で感じ始めてます。
②5km〜10km 26分13秒
6km過ぎには善光寺表参道を駆け抜けるテンション上がるコース。
ここで聞いた【信濃の国】のコーラスに鳥肌が立つ程興奮。
8kmくらいで最後尾からスタートしていた、ランニング界のインフルエンサー・三津家貴也さんに颯爽と抜かれる。
肩の力を抜いて淡々と刻み始められたのは、このくらいの区間かなぁ。
この、『淡々と』というのが今回のレースの基盤になってくれたと思います。
③10km〜15km〜ハーフ
26分24秒→26分20秒
とにかく淡々と走るのを引き続きテーマに。
10km過ぎでアミノサウルスのマンゴージェルを摂取。
15kmくらいで、松本山雅サポーターランナー男性2人女性1人の3人組を見つけて、リズムが凄く合っていたので、35kmくらいまで勝手にご一緒させてもらいました。
今回はエムウエーブの周回コースがなく少し寂しかったですが、いつもの吹奏楽部学生さんの演奏と、17km折り返し付近で仲間の姿を見つけるのがとても楽しみで力が沸きました。
ハーフ手前の五輪大橋前では、山雅後援会北信支部の皆さんが沢山声をかけてくれて、背中を押されました。
④ハーフ〜25km〜30km
26分9秒→26分50秒
軽いアップダウンはありながらも淡々と走るをテーマに。
15kmくらいからご一緒させてもらった松本山雅サポーターランナーの1人が仲間に向かって
「良いペースだよ」
「リズム崩すなよ」
「苦しくなったら深呼吸だからな」
と声をかけ続けていました。
自分にもその言葉を勝手に言い聞かせて、大崩れを防げたかと思います。
五輪大橋を渡って22km〜ホワイトリング手前までは前進・後続のランナー達と行き交うコース。
RunSou1の鬼パンツの皆さんも例年と変わらない温かい応援📣
25km地点のホワイトリングで臀部と下腿の疲労が少し始まったので、コールドスプレーのお世話になりました。
信州ブレイブウォリアーズのブースターさんとも会えました。
ランナーと沿道周辺にいた方々に、4月末に迫った、今シーズンホーム最終節の告知もされていた様です。
足攣りのリスク増の30km過ぎに備えて、給食のバナナと携行してたMag-Onを補給。
⑤30km〜35km〜40km
26分32秒→27分11秒
アップダウン(通称・ふたこぶラクダ)や岩野橋を越えた35kmからの堤防向かい風コースなど難所が続く区間。
昨年は35kmくらいから顔と手指がかなり痺れてしまって救護所で休む事になってしまい大ブレーキ。
39kmからのビルドアップを念頭に置き、疲労や手の痺れも出て来た中で給水とバナナ摂取を確実に摂って乗り切れました。
足攣りや脱水にもならなかった所で35km〜40kmは27分11秒にペースダウンしちゃったのでもう少し粘りたかったけど、ここは次回への課題。
⑥40km〜ゴール 11分13秒
ここまで来て、グロスタイムでのサブリノは絶望的。それでもタイムを削り出す事は諦めずにラストスパート。
最後の2.195キロはビルドアップして締めくくれました。
沿道からの「ナイスラン!」「おかえりなさい!」の言葉に救われてゴール。
涙が止まりませんでした。
グロスタイム:3時間47分7秒
ネットタイム:3時間43分35秒
自己ベスト&サブリノ達成です!
終わりに
練習の量と質は自信をもって臨めたし、故障がなくスタートラインに立てた事が本当に嬉しかったです。
ケガをはじめ色んな事情でDNSになってしまった方々の話を聞くと、レースのスタートラインに立つ事がどれだけ大変かを、身に沁みています。
日々の取り組みをSNSで発信していた事へのリアクションにも励まされて、無事に終わりました。
また目標とやり甲斐と仲間への感謝を持ってこれからも頑張りたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂き有難うございました。