雪が降ったら…
今日は私の地元もにわかに雪化粧であります。
聞くところに依ると10糎の積雪であるらしいです。
土地柄、こんな事は滅多に無く一年を通じて今だけしか味わえない光景なので私は今日と云う日を大いに樂しむ事に致しました。
少し早めに帰宅した私は早速に我が愛用のトタン製レトロ湯たんぽにお湯を充填して愛用のひざ掛けに包んで囲炉裏を用意して…
部屋の窓を全開にして餅を焼いておりました。
こんな時だからこそ部屋の窓を開けて雪景色を樂しみ乍らお茶などを飲みたいものなのです。
バルコニーからはお向かいさんの櫻の巨木が白銀色の幻想的な姿を魅せていました。
これを樂しまない手は無いのであります。
餅と一緒に小豆の罐詰も温めます。
もうこれはお汁粉になる以外に考えられません。
囲炉裏ならではの樂しみ方で、表の雪景色を堪能し乍らの一服は誠に以って格別であります。
嗚呼、日本人でよかった…と心から思える瞬間は四季を通じていつでも私の心の力となるのです。
こんな雪の日に窓を全開にしてさぞ寒空に耐えていたのだと思われるかもしれませんが、こうして火の近くに身を寄せていると存外寒さは氣にならぬものでございます。
足元には湯たんぽ、そして手元には湯氣を吐く藥罐(通称ペンギン村)があり、實はとてもぽかぽかとして温かいのであります。
お汁粉に熱いお茶などを戴いておりますと、なんとも贅沢な氣分になるものでございまして、どんな高級な暖房器具よりも温かな感じが致します。
勿論、冬の卓上の決まり物である蜜柑も忘れずに…。
こんな雪の日は非常に珍しいものでありまして、折角なので除雪作業に名を借りた雪遊びを致します。
用意する物はだるま弁当の空き容器…。
この中に雪を詰めます。
鮨詰めの如くギュウギュウ詰めにして蓋を合わせます。
そしてそれを開くと…
出來上がり。
コレがホントの「雪だるま」であります。
以前、何かでこの作り方を拝見して私も是非やりたいと思いつつ一日千秋の思いで雪の積もる日を待ちわびておりました。
なかなか「ダンディ」に出來ました。
幾らでも作れます。
澤山作って並べてみます。
折角の雪の日です。
今でしか出來ない事をこうして樂しんでみるのもまた面白いものです。
ちなみに去年も同じ様な事をして樂しんでおりました。
いいんです。こう云う事は出來た方が樂しいのですから。
日々どんな事にも樂しみを見出すと毎日が樂しくなります。
氣附けば今年も明日は七草…。
うまいかゆを作りましょう。