メンタルトレーナー的観点「深呼吸の重要性」

緊張が身体、心理にもたらす影響

「おいおばた!緊張すんな!!深呼吸しろ、深呼吸!」
小中高の野球部時代、何度言われたことだろう。しかし監督は、なぜ深呼吸をした方がいいのか、はっきり僕らに説明出来ただろうか。

僕が勉強した上で、実践した上で、監督の代わりに皆さんに言う。

緊張をほぐしたければ、深呼吸はした方がいい。

緊張状態になると【身体】【心理】共に個人差はあるが、以下のような影響が出る事がある。

【身体】
・身体が硬くなる
・手汗をかく
・焦点が定まらない
・呼吸が早くなる
・心臓の鼓動が早まる
・唇が渇きやすくなる
・身体が右斜め前、あるいは左斜め前に倒れる 等

【心理】
・身につけている衣服などの状態が気になる
・物音、環境音が気になる
・天候やスケジュールに不安が生じる
・スポーツなどの試合で、勝っているのに、劣勢の様な気持ちになる 等

過度な緊張状態ではマイナス要因が多い。では、どうするか。

呼吸で脳を騙す

緊張による身体に出る影響で記述した「呼吸が早くなる」に注目する。脳と身体は当然連動していて、"呼吸さん"が早くなると"脳みそさん"は
「呼吸はんが早くなってはるわ。っちゅうことは緊張状態やね。はいちゅうもーく!只今、緊張してまっせぇ〜!気をつけなはれや〜!」となる。しかし、これを理解していれば、逆のことをして脳を騙せばいい。


意図的に呼吸をゆっくり深くし、リラックス状態に近づけるのだ。

「ん?呼吸早かったのに、えらいゆっくりなったなぁ。リラックスしてはるわ。ほな、平常運転にしよか〜」

脳みそさんがコテコテの関西弁を使うかどうかはわからないが、脳と身体の仕組みとしてはこんな感じだ。

脈拍や手汗などはコントロールしずらいが、【呼吸】はコントロールする事ができる。意識的にコントロールできる部分で、する。

心理状態の把握が最重要

ここまで「なるほど!やっぱ深呼吸は大事か!これでもう大丈夫だ!」と思ったそこのあなた。

あまい!子供用のシロップの風邪薬か!(とてもおもしろいですね)

緊張状態だと「今自分は緊張している」と理解し、受け入れることすら出来ない人が少なくない。とにかくテンパってしまい、アタフタアタフタなんてこともあるだろう。それでは「よし!深呼吸で脳を騙すぞ〜!」と思う事自体出来ない。

「今、自分は緊張しているなぁ〜。脈拍も早いし。一旦呼吸だけでも深くゆっくりしよう。よし、呼吸は平常通り!一箇所、平常運転出来ました!」と言うように、自分の状態を理解することで初めて、緊張緩和のための行動に繋げられる。
心理的にも「呼吸の面は改善できた」と、ポジティブポイントを設けられる。

自分がどんな時にどうなるか、この把握が重要なのだ。
緊張緩和法の極一部ではあるが、参考にしてみてほしい。


(恋する女の子が好きな男の子の前で深呼吸してたら、それだけで可愛いぞ♡あざとく使ってみるのもアリだね♡)






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