CASE1. ゲームがうまい≠人生のステータス
さて、長い自己紹介を読んでくださった方がいたらありがとうございます。
私が10年近く携わってきた中でも、最初の方の記憶にある方の昔話になります。
私は以前、とあるゲームがあまりにも好き過ぎてずっとゲームをしていました。
ゲーム名は伏せますが世界的に有名(クズっぷりで)なゲームでした。
自分で言うのもなんですが、声がロリ系にマイクを通すと聞こえるタイプの人間らしく、VCをするとすぐに男ホイホイな状況で、モテてると勘違いしていた時期でもありました。
その時に出会った人で、その人とはリアルでもお付き合いすることになりました。
えー、まずネット恋愛をするにあたって、
あるあるその1:仕事を辞めたばかり、という人が多数います。
彼はまさにそのタイプでした。
見た目は正直まあ中の下くらいなのかな、身長と声でどうにかしてるタイプだったよね。
でもその時の私は「ゲーム内の強さ」がかっこよさに繋がると頭がお花畑だったので、いわゆるランク戦で一番上にいた彼は誰よりもかっこいいと思っていました。
例えリアルで貧乏男4人で2LDKに無理やり住んでいて歯が神経死んでるからなのか真っ黒のヤニカスだったとしてもです。
仕事もいつかまた探すよ、が口癖でどこにいくにもほぼ私が出すし、生活費がないから、と5000円強請られたりと今思うともはや金だと思われてたんかね。
なんかよくわかんないけどね。
で、自分は好き勝手遊んだりするので私もそのゲームでは割と顔広かったので他で遊んだりすると怒られるんですね。
なんでかっていうと、またネットって声だけでしか判断しないおサルさんが多いので他のところ行かれるのが嫌だったんでしょうね。
ある日の冬の日のことです、彼のそのシェアハウスしてるド田舎まで一緒に駅から歩いている時、クリスマスどうする?の流れからなぜか未来のこれからの話になり、「まあ来年の今頃には結婚してるっしょ!」と、ワンピースだったら「ニカッ」て効果音つきそうな笑顔で、神経死んでる真っ黒な歯をたくさん見せながら言われたときに、私は我に返ったのです。
この人と結婚・・・?と、自分自身若かったのもありますが、嬉しい!!!という気持ちよりも「何言ってんだコイツ」が勝ったのです。
私割と夢見がちアホゴミ女ですが、リアリストなんですよね。
そして事件は起こります。
ある日、彼があまりにも汚くて私が足を踏み入れたくすらないシャワーを浴びている間、彼のスマホが鳴りました。
女の第六感って本当にあるんですね、なんか嫌な予感がして覗いてしまったんですね。
そしたら、昔の女なのか仲いい女なのかわかりませんが明らかに浮気をしている内容のLINEのやり取りをしていました。
その瞬間、私の中で糸がプツリと切れ、かといって勝手にLINEを見たのは自分なので怒る資格はない、と思いましてシャワー中の今のうちだ、と色々と置いていた自分の荷物を全てまとめてその家を出ようとしました。
と、同時に玄関から見てすぐ右がシャワー室だったので丁度鉢合わせてしまったのです。
荷物をまとめて明らかに帰ろうとしている私を見て異変に気付き、
彼はすぐにどうした!?と腕を掴んで部屋に戻されました。
どうしたのか、と聞かれても見たのは私ですし、それがプライバシーの侵害であり私から言うことは何もない、と判断したので黙りこくるしかありませんでした。
ただ、ここで別れなければ、という頑固たる意思があったので、とにかく別れたい、とだけ永遠に繰り返し伝えるだけでした。
あまりにも納得してもらえないので、最終的に打ち明けることになるのですが、私はキレられると思って話をしたら突然彼が号泣し始めました。
それも、泣くだけではなく発狂レベルで、縋りつき土下座してくるんです。
それはもう恐ろしい恐怖の瞬間でした。
そのあと彼女との関係性やなんだと説明を受けるのですが、
私の中で納得はできないのですがあまりの発狂っぷりにこちらも動けず、とりあえず別れないから、と落ち着かせるように転換しました。
泣き疲れて寝た彼を見届けて、そのまま私は帰りました。
帰り道、起きた彼から電話がありとりあえず続けるけど、もう二度はないしこれを機に大事にしてほしい、とだけ伝えて切りました。
なんで男って大事なものが前から消えないと気付かないんでしょうか。
彼女との関係性を切ることを条件に関係を続ける、ということにはなりましたが、結局うまくいくことはなかったです。
そして彼の歯が白くなることもなく笑うたびに深淵が見え、私の心はまずそこで穢れたのでした。
付き合った瞬間に、釣った魚に餌をやらない男は大体このタイプです。
無職は基本的にゴミです。口先ばかりで、自分も盲目になりがちですが忘れてはなりません、無職は無職です。
ゲームが多少うまいからってそれが全てではありません。
今、まさに相手がゲームが上手くて少し惚れかけている皆さん、見えていたものが見えなくなる前に、必ずゲームが上手いことが人生のステータスではないということを絶対に忘れないでください。
そして女として、常に保険はかけておくものなんだと認識しておきましょう。
これはリアルもネットも変わりません。
発狂して泣く男は怖いものです、自分を大切にしてくれるかどうか、きちんと見定められるように基準を決めると良いでしょうね。
私はこの時学びました。
1. 声が全てではない
2. ゲームがうまい=ステータスではない
3. リアル発展を望む場合は相手の仕事面やリアルをきちんとした目で見る
4. 面倒を見すぎない
私のような被害者がこれ以上増えないことを祈ります。
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