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OBREMO新商品の開発について vol.5

ご挨拶

ドッグフードブランド「OBREMO」の商品開発を担当しております渡部と申します。
いつもOBREMOをご愛顧いただき本当にありがとうございます。
写真は私の愛犬『ちくわ』です。
OBREMOドッグフードを毎日食べ続けて涙やけも消え毛艶も良く元気いっぱいのチワワです。

チワワのちくわ

こちらのnoteでは、私たちがこだわりを持って作っているフードが、どのようにして誕生するのか、ありのままを飼い主さまにお伝えしていきます。
商品が誕生するまでには様々な工程があります。

企画準備 → 企画検討 → レシピ作成 → サンプル作成 → 成分分析 → 本生産

といった順序で商品開発を行っており、今回は成分分析についてお話しさせていただきます。

成分分析は総合栄養食を作るために必ず必要な工程です。
これを読んだ皆さまが総合栄養食の重要性を理解し、OBREMOのドッグフードに更に興味を持っていただけると、とても嬉しく思います。

なぜ総合栄養食を作るのか

前回の記事(vol.4)でお伝えした通り総合栄養食とは、フードと水だけで健康に生活できるように栄養バランスを設計したフードのことです。

ワンコは私たちと同じように、健康を維持するために様々な栄養素が必要です。
しかしながらワンコは私たちと違い特定のアミノ酸や脂肪酸を自身で生成する能力が限られているため、食事から摂取する必要があります。
総合栄養食はこれらの必須栄養素を適切な量で含んでいるため、ワンコの健康を維持するのに適しているのです。

さらに、ワンコには同じ食事を毎日繰り返し食べる子が多いため、その食事に必要な栄養素がすべて含まれていることが大事です。
私たち人間は様々な食品を選ぶことができるため、日々の食事でバランスを取ることができますが、ワンコの食事で同じ状況をつくりだすのはとても難しいのです。

総合栄養食を作るために行うこと

総合栄養食を名乗るためには、外部機関が定めた基準をクリアしている必要があります。
少し具体的に説明すると、ペットフード公正取引協議会という機関が70種類以上の栄養素について基準を設けており、その基準をクリアしたフードになっているか、専門的な分析試験や給与試験を行うことでクリアしていることを証明する必要があります。

私たちは、その分析試験を受けるために、実際に販売する商品を作る際と同じ機械で少量のサンプルを製造します。
そしてそのサンプルを第三者である外部の分析機関に送り、70種以上の栄養素についてどれだけフードに含まれているか分析をかけます。

実際に商品を作る機械である理由

ドッグフードのサンプルを作る際、実際に販売する商品を作る機械を使わずとも、少量であれば製造することはできます。
むしろ本番の機械を使わずに製造するほうが費用は小さくて済むのですが、私たちはそれをしません。
なぜなら、実際の機械を使わないと販売する商品を量産する際、レシピが再現されない可能性があり、確かな品質の商品をお客様にお届けできない懸念があるためです。そうならないためにも、たとえ費用がかかっても、私たちは実際に商品を作る機械でサンプルを作っています。

第三者機関である理由

分析をお願いする第三者機関は、私たちが製造をお願いしている会社の関連でも、もちろん私たちの関連会社でもない、まったく無関係の会社です。
そのため利害関係が一切なく、これが分析をする上でとても大切になります。
第三者機関は、製品の品質や安全性を評価する際、企業の営利目的から離れていることで、客観的で中立的な立場から分析を行うことができます。
このような機関で行われた分析結果は、お客さまに対してその製品が信頼できることの強い裏付けになります。

次回の予告

次回はついに最終回です!
企画を練り、レシピを作り、分析をし、最終的に本生産に移ります。本生産でOBREMOがどんなことにこだわって作っているのかをお伝えしたいと思います。それでは次回をお楽しみに。