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映像の世紀バタフライエフェクト選 「CIA〜世界を変えた秘密工作」 (ドキュメンタリー NHK)

1/6(月) 午後10:00-午後10:44
公式サイト

「CIA」をアンコール放送。アメリカ大統領直轄の情報機関「CIA」は、戦後のアメリカ外交を陰で支えてきた。世界の民主化支援という大義の下、他国へ工作員を派遣、秘密工作を仕掛けてきた。イランでは、巧みな世論操作で政権を転覆させ、莫大な石油利権をアメリカにもたらした。ソ連の衛星国ハンガリーでは、ラジオを使って反体制運動をあおった。南米チリでは、社会主義政権を親米政権に転換させたクーデターに関与した。
(以上公式サイトより)

「結局、日本はアメリカの属国なのだ」と思うようになったのはここ数年。昔からそうだったのだろうが、かつての私にとってアメリカは自由の国で、憧れの象徴だった。
ハリウッド映画はカッコいいし、ファッションもキマってるし、英語ペラペラを目指して勉強した事もあった。

が、ここ数年のアメリカはオカシイ。
2016年のトランプ当選あたりから危険な雰囲気はあったが、そこから一気にヤバヤバアクセル全開。終盤痴呆のバイデンからの続トランプで、終わった感MAX。
しかしそれは日本への影響特大で、さっそく奴らは「JSSによるUSAスチール買収撤回」を求めてきた!

先日カーター大統領逝去の報をきいたとき、当時何があったか知らないながらも、なんとなく寂しさも感じた。彼が大統領職を辞してからの方が、世界平和に貢献していたように思えたからだが、真相は知らない。

そんな事を思いながら見た、今回の番組。
CIA、怖すぎやん!というか、他国に干渉し過ぎ。
これはイギリスもそうなのだが、自分たちの領土以外で争いを起こしたり、内輪揉めさせて漁夫の利を取るような汚いやり方、最悪やな。

CIAの特別報告書を手に、国家安全保障アーカイブ上席研究員・ピーター・コーンブルー氏が冒頭に語ること、これが全てを物語っていた。
「これらすべての文書を見ていくと、歴史が明らかになってきます。それはCIAの歴史だけでなく、アメリカ国民や外交の歴史なのです。そして他国の悲劇的な歴史が、アメリカの傲慢な介入によるものだと明らかになるのです」

番組で例に挙げられたイラン、ハンガリー、チリ。
アメリカのせいで母国を蹂躙された様を見ていると、日本もヒトゴトではない気がした。
帝銀事件や下山事件については、「GHQの関与有り」と松本清張大先生が推理していたし。

アメリカは、一体何様のつもりなんだろう。
トランプは一貫してアメリカ第一主義を掲げてきたが、いっその事アメリカ国内の事に集中してもらう方が良いのか? だって奴らは「お互い様」とか「助け合い」なんて気持ちゼロだから。自国だけ良ければokみたいなヤカラは、まず自国を建て直してくれや。

新自由主義経済の旗振り役ミルトン・フリードマン。1976年のノーベル経済学授賞式で帰れコールを受け、抗議デモもされた。理由はチリと繋がり、アジェンデ大統領転覆の一端を担っていたと目されたからである。おそらくそれは間違っていない。

チリの若き大統領・ガブリエル=ボリッチ氏は、2022年3月11日就任の際に亡きアジェンダ大統領の最後の言葉を引用した。
「自由に人々が歩く大きな道を切り開きましょう。市民の手でより良い社会を築きましょう」
さらに2023年9月20日の国連総会では、アメリカによるチリ政権崩壊について言及した。
なんと漢気のあるリーダーだろう!

それに比べて、わが国の首相はトランプに会おうと誘われても、準備不足を理由に逃げているらしい。ナサケナサスギ。

ロシアのアホも始末に追えないなか、北のバカ将軍も狂い咲き。お先真っ暗な世の中、なんとか生き抜くしかないのかね。

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