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時をかけるテレビ 池上彰 「きんさんぎんさん 100歳の時間(とき)」 (ドキュメンタリー)

11/8(金) 午後10:30-午後11:30
公式サイト

池上彰が時代を超えたメッセージを読み解く。今回は1992年の「きんさんぎんさん100歳の時間」。人生100年時代に改めて、きんさんとぎんさんの暮らしを紹介。 
きんさん・ぎんさんは100歳の双子姉妹。自分のことは自分でやるという信念を持ち、100歳を過ぎても自分の足で歩き、ユーモアたっぷりに話すその姿は、当時国民的な人気を呼び、100歳のイメージをがらりと変えた。互いに支えあい、ライバルでもある双子の2人の日常を、1年間にわたって取材した敬老の日の特集ドキュメント。スタジオで番組を視聴するゲストはマナカナこと、三倉茉奈さん、三倉佳奈さんの双子姉妹。
(以上公式サイトより)

32年前の番組、ということは御存命なら132歳!
「終戦を43歳で迎えたのかぁ」なんて事を思いながら、きんさんぎんさん御二方の姿を懐かしく拝見した。

今でこそ人生100年時代なんて巷で言われているが、32年前と今で大きく違うと感じることがある。それはお年寄りへの敬意だ。
あの頃は敬老というか、お年寄りは労わり大切にするものだと思っていた。が、今は年寄り扱いされたくない高齢者がいたり、老人を狙って暴行し強盗する犯罪も増えているような気がする。
自分が歳を取ったせいもあるのだろうが、今と昔では20年くらい若返っているような印象がある。昔の60代は今の80代くらいの印象で、もっとおばあちゃんおばあちゃんしていたような…。

さはさておき、きんさんとぎんさん。
御二方は今見ても可愛いくて、幸せそうなおばあちゃんだ。子や孫、ひ孫たちに囲まれて、立派なお家に住み、お金の苦労も無さそうである。
はたして、今の高齢者にそんな余裕はあるのか?
私の30年後はどーなっているのか、不安の方が大きい。

いかん、こんな不安なことを書いたら、ぎんさんに怒られそうだ。
「手前に「これは いかん いかん」では、いかんで。元気つけて出るんだわ。
そりゃ「いかん いかん」てこんなことしてたら、「いかん」もんが「いかん」になっちまう。
わしだって 疲れるよ。だけども 元気をつけて、それで出る気にならにゃいかん」
ぎんさんはそう言って、少し弱気なきんさんを鼓舞していた。

また、番組終盤のきんさんの言葉も印象的だった。
「悪いだけっちゅうこともねえ、ええ時ばっかもねえ。それで 暮らしてくしかねえからね。わし、そう思う。ええ時と悪い時があって人生と思います」
そーよね。100年を生きてきた方の、まさに金言。

ゲストの双子マナカナちゃんも、今や素敵なお母さんになったとのこと。
お二人も100歳でCMに出たいとの事だが、さすがにそれは私も見られないね😅

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