ごくせん特別編 (ドラマ)
🔸ヤクザ組長の孫娘が、新任教師として男子校の問題児クラスを受け持ち、様々な騒動を一緒に乗り越えて行く、熱血教師学園モノ。
18年前のリアルタイム放映時から、何故か見る機会を逃していたドラマ。代々のイケメン俳優の登竜門的な存在。主演の仲間由紀恵もキラキラ可愛くて、全然負けていない。
シーズン1の第一回。導入部なので、力の入りようもストーリーのわかりやすさも、そして面白さも文句無かった。
🔸面白さの分析
① キャラクターが活きている...漫画原作のせいもあり、一目瞭然。強面、キレイ系、ヤンキーお姉さん系、それぞれの特性が物語をすすめていく。
② 二面性と対義構造...ヤクザの孫なのに教師。反社会勢力と教育者。さらに憧れの君は警察官。先生と生徒の関係が主となる学園モノに社会性も盛り込んで、ドラマに厚みが生まれている。
③ 既視感のもたらす安心...「熱中時代」「金八先生」「はいすくーる落書き」など、先生ものドラマにありがちな話と設定は、安心して見ていられる。
🔸と、分析してもしなくても、面白いものは面白い。当時と現在の差異は、出演者を見れば一目瞭然。
①演技派の生瀬勝久が、「はじこい」とは正反対の先生を演じている
②小栗旬、成宮寛貴は今ほど存在感はなく、石垣佑磨の方が目立って見えた。松潤はピークの美しさかと。
③今は亡き宇津井健を見て、改めて時の流れを実感。
🔸時を経る事で醸造される洋酒の様に、かつてない名作を懐かしく視聴する贅沢は喜ばしい。くどいようだが「スクール☆ウォーズ」の再放送を切に祈っている。