![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/151158115/rectangle_large_type_2_9f8b8ed20db8cb2ddb160cd9153abedc.png?width=1200)
「会社員フォーエバー〜新宿高層ビル のど自慢大会〜」 (Dearにっぽん NHK)
初回放送日:2023年10月1日
大都会の高層ビル街にこだまする熱唱。去年の夏、会社員たちがパフォーマンスを競う大会が4年ぶりに復活した。出場者たちは何のためにステージに立ち、何を手にしたのか? 新宿・副都心で50年近く続くサラリーマンの祭典「会社対抗のど自慢大会」。会社のプライドをかけてハイレベルな歌とパフォーマンスが繰り広げられる。出場者たちには大会にかけるそれぞれの思いがあった。コロナ禍で就職した2年目社員は上司や同僚との会話のきっかけを作りたいとステージへ。出場希望者が見つからない会社では、常務が驚きの選択を。働き方改革の時代に、会社でのど自慢に出る意味とは?
このエピソードの放送予定
8月22日(木) 午前2:45〜午前3:10
(以上 公式サイトより)
なんと、今もこんな催しをやっている会社というか団体があるのか!
良い意味での驚きだった。
個人主義や自己責任といった冷たい単語に拍車をかけるように、疫病禍でリモートワークになり、対面してのリアルな交流が難しくなっている昨今。
そんな現状に「会社をあげて」「皆を代表して」といった昭和的なノリはパワハラになると危惧してしまう。
が、果たしてそれで良いのだろうか?
私が新卒入社したメーカーは、飲み会はもちろん社内旅行や歓迎会、送別会もあった。
そして一度だけ、社内運動会も経験した。
とにかく家族的であたたかい会社だったと懐かしく思い出したが、今はどうなんだろうか…。
番組内、入社2年目のおとなしそうな女性社員。
就職活動も入社後の研修も、全てオンラインだった彼女は先輩社員からバックダンサーとしての参加を誘われた。
「飲みニケーションさえはばかられたご時世。先輩たちが楽しんでやってきたことを、のど自慢で追体験していきたい」と話す彼女を見て、今の若者にも私達世代と変わらない思いがあるんだと、嬉しくなった。
常連ながら若者世代の参加がなく、常務自らが出場した会社のエピソードも泣けた。
若者に無理強いさせないけど、自分の姿を見せる事で皆を楽しくしたい。
「誰かが出ないと始まらない。続けてきて よかった」こういう人がいるからこそ、会社は続いていけるのだろう。
圧巻さ歌も上手く、単独参加で優勝を狙っていたような女性社員のエピソード。
コンビで出場し予選敗退だったが、大きなものをつかんだようだ。
「自分の力だけでは見ることができなかった景色を、見られてるのは楽しい」
そーよ、チームってのはこういうものなのよ!
かくいう私も、実は新入社員の頃に社員旅行を欠席した。
もとからチームワークが苦手で、集団行動が嫌いで、なんで休みの日に少ない給料の自腹を切って、会社の人と旅行に行かなあかんねん。ケチで生意気な新人だった。
今にして思う、あの時行っておけばよかったと。
翌年行われた全社対抗運動会はとても楽しくて、関西支店長と撮ったツーショットの笑顔にそれがまんま現れている。
正社員だ非正規雇用だと分断もあるだろうが、そういう時だからこそ、のど自慢や飲み会などリアルな交流が大切なのでなないだろうか。
もちろん強制は無しだが、参加したいと思うひとは多いと私は思う。