Dearにっぽん 夢へのラストシーズン ~香川・独立リーグの1年~ (ドキュメンタリー NHK)
11/10(日) 午前8:25-午前8:50
配信期限 : 11/17(日) 午前8:49 まで
独立リーグ・香川オリーブガイナーズのピッチャー、石田啓介は28歳。プロ野球から指名がなければ、多くの選手が2年で引退する中、異例の6年目を迎えた。「まだやるらしいよ」と後輩たちから冷めた目で見られ、「親だから」と見守る両親に生活費を頼り、「いまの自分にできることは何?」とコーチに活を入れられながら、最後のシーズンに挑む。人生の岐路に立ったとき、夢とどう向き合うのか。本気でやりきった野球青年の物語。
(以上公式サイトより)
ここ数年、巷では某日本人大リーグ選手の話題でモチキリである。打った、投げた、笑った、騙された、結婚した、今日の〇〇みたいなコーナーまであったりして。ハッキリ言って私はアンチです。当初は凄い!尊敬!と好意的に見ていたが、"○○ファンじゃなきゃ人じゃない"みたいな押し付け感が鼻についてきた。
おっと、書き出しから脱線してしまった。
何が言いたいかというと、野球というチームプレイでありながら、スターになれる・なれないの差は何処にあるのか?という事。
これは野球にかぎらず、サッカーでも陸上競技でも。さらに言えば芸能人や作家においても、売れる売れないの差は何に起因しているのだろう?
あかん、さらに脱線。
今回の石田選手はプロ野球選手を夢見て6年、香川オリーブガイナーズの選手として努力してきた。
今年ドラフト指名が無ければ、諦めるという話。
なんともシビアで、見ている方としては何とか夢を叶えてもらいたいと思う。
猛暑の中、怪我をしても走り続け練習に打ち込む姿には執念も感じる。
努力すれば夢は叶うのか?
100%そうなるとは限らない。
大人になると現実を思い知る分、甘い夢は見なくなる。が、子どもの頃の夢を追いかけるのは、無駄な道楽とはいえないと私は思う。
特に野球は、本人だけでなく親の支援が不可欠。
チームに入れば車やお茶の当番があり、ドロドロのユニホームを洗うのも当然母の役目となる。
そこまでしても叶わないこともあるのだ。
石田選手は結局ドラフト指名無く、野球選手の夢を諦めた。
最後のノートに書いた文章が素晴らしい。
「悔いなし」と言い切れるまで本気で取り組んだ彼には、心からのエールを送りたい。
前に前に、どうかこれまでの自分に自信を持って、堂々と進んでいってほしい。