Dearにっぽん 真面目な男の復興記~石川・珠洲市真浦の模索~
12/15(日) 午前8:25-午前8:49
公式サイト
「真面目で働き者」「いるだけで安心する」と評判の珠洲市真浦の料理人、和田丈太郎さん(51)。能登半島地震で被害を受けても、水に困った人があれば水を配り、食に困った人があれば弁当を配り、復興の道を模索し続けてきた。そこに9月、記録的大雨が集落を襲う。和田さんも大きな被害を受けるが、それでも諦めず、仲間たちとある大胆な手に打って出た…。和田さんが2つの災害に見舞われる中でも、手に入れたものとは?
(以上公式サイトより)
年明け早々の石川県の地震は衝撃しかなかった。
あれから一年も経つのに復興は遅々として進まず、9月には豪雨災害が起きた。
なぜ同じ場所に不幸が重なるのか、皆がそう思いつつ心を痛めたと思う。
今回のDearにっぽん、タイトルを見て「真面目を揶揄してるのか?」と思ったが。それでもこういう方が本当は一番強いのかもしれない、と思わせられる良い内容だった。
日本は地盤の特性上、地震を避けられない。
だからこそ起きた時にどうすれば良いか、どう逃げてどう生活すればよいか、折にふれて考える必要がある。
私は阪神大震災を甲子園で体験し、東日本地震は神奈川で体験した。
幸いどちらも致命的なダメージを受けてはいないが、次の地震は大丈夫かと不安は常にある。
和田さんが経営していた御食事処は、地震の際は持ち堪えたが豪雨の被害で解体する事になった。
このシーンは他人の私でも言葉をなくした。御本人の無念はいかばかりだろうと、気の毒で仕方ない気持ちで画面を見ていた。
復興までまだまだ時間はかかりそうだが、国の支援はどうなっているのか?
和田さん達の実直な様子に応えているのか?そこに憤りしか感じない。