たけしくんハイ! (ドラマ NHK1985)
「銀河テレビ小説」って、まだやってるのかな?濃紺の銀河に流れ星がひとすじ、そんなオープニングが印象的だった。
ドラマ化の前に1984年出版の小説を読んでいたが、それも十分面白かった。そして今回、再放送放送で35年振りに見たドラマは、当時の自分の事も思い出させた。夏休み、厳しい部活の練習に行きたくなくて、ドラマを見ている時が一番幸せだった。
さはさておき、このドラマは主人公たけし役以上に母親役の木の実ナナが素晴らしい。
貧乏なペンキ屋の三男坊であるたけしは、ちょっと気弱でいらんことしぃ。父親は飲んだくれで無茶ばかり言ってくる。そんな二人の間で強くて優しい妻であり母である真利子さん。優秀な兄の勉強のために、家の外で懐中電灯を照らす姿もジーンときた。
様々なエピソードに彩られている本作。なかでも今朝描かれたクリスマスパーティを巡る騒動は、一番心を打つ話である。無茶を言うけど照れ屋な父・竹次郎。それがわかるから、家族は皆竹次郎を許すのだろう。
まだ再放送は続くので、この先も楽しみに見たいと思う。
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