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あぶない刑事リターンズ (映画 1996年)

1986年のテレビシリーズから始まった「あぶデカ」。"舘ひろしと柴田恭兵がコンビを組んでの刑事モノ"という存在自体は知っていた。続編も劇場版も多数作られていたのに、全てをひっくるめて私は今回初めて鑑賞した。
しかも、たまたま...。

35年前にスタートした番組の、25年前公開の映画。舞台である横浜も随分様変わりしたし、出てくる車がカクカクしていて。
さらに冒頭。今は亡き野際陽子が出てくるのも感慨深い。
映画というものは、ある意味タイムカプセルというかアーカイブなのねと実感した。

主役の2人は当時40歳半ばなのに、元気というかダンディなカッコ良さ全開。
それ以上に、悪役・伊原剛志のスケスケコス&ふんどし姿にはビックリした。

主要銀行の頭取達を誘拐したり、終盤はミサイルで原発を破壊しようとしたり。奇想天外でいて、ハードボイルド味もありつつの娯楽作品だったと評価する。

ひょんな事から見る事になったこの映画、その機会をくれたシネマノヴェチェントに、大いに感謝している。

上映後は脚本担当・柏原寛司氏&プロデューサー・奥田誠治氏のトークショーがあった。
キャストではなくスタッフのお話が聴けるというのは、とても貴重な機会だった。
"作る側の熱意"と"見る側の憧憬"が作品の魅力を何倍にも膨らませるのだと体感したひとときであった。

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