ドキュメント72時間〜お盆の鳥取 海辺の墓地で〜(NHK)
10/4(金) 午後10:00-午後10:30
公式サイト
日本海を望む海岸に、2万基とも言われるお墓が並ぶ。今回の舞台は鳥取県琴浦町の「花見潟墓地」。いつの間にか形づくられた自然発生墓地で、成り立ちはよくわかっていない。毎年お盆の時期、多くの人がお墓参りに訪れる。それぞれのお墓で迎え火がたかれ、無数の灯籠がともり、夜には1年でこの時期だけの幻想的な光景が広がる。亡き家族や先祖を大切に思い、弔おうとする人たち。謎多き海辺の巨大墓地のお盆を見つめる。
(以上公式サイトより)
今回はお盆の3日間、鳥取県の海を臨む巨大な墓地が舞台。室町時代からという説もあるくらい、古くから様々な宗派のお墓が並んでいる。
お盆なので多くの方がお参りに来ているが、若くして肉親を亡くされた方々のお話を聴くとこちらまで泣けてしまう。
「このあかーりごされ、このあかーりごされ」
と節をつけて唱えながら、火をつけた枝束を持った腕を回す。これが迎え火。
送り火は「このあかーりいなはれ、このあかーりいなはれ」。
茄子や胡瓜の馬はよく知られているが、この土地独特の風習は声に出す分哀切を感じる。
「墓じまい」という言葉をよく耳にするようになった昨今。御先祖様をないがしろにする訳ではない。遠い故郷に実家は既に無く、親戚も自分も高齢になりお墓の世話もできないから、確かに切実な問題である。
かくいう我が家も、両親の実家四国に祖父母のお墓はあるが、お盆のお墓参りに行ったのはいつの日か?帰省しなくなってから40年近く御無沙汰している。
今回の番組を見て、久しぶりに四国のお墓参りに行こうかと思った。
同時に、お墓参りができる事は幸せなんじゃないかとも思う。
ウクライナやガザなど戦地の報道を見ると、何処で死んだか何処に遺体があるのかさえ不明な例も多いだろう。
何にせよ、亡くなった人を思い手を合わせる気持ちは失ってはいけない。
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