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「犬神家の一族〜エンターテインメントの革命児たち〜」 (アナザーストーリーズ)
小学生の頃から角川映画にどっぷりハマっていた私は、同時に角川文庫も好きだった。大好きな薬師丸ひろ子主演の映画は全て見ていたし、彼女が表紙のカドカワノベルズは発売当日に本屋へ走って買いに行った。
「読んでから見るか、見てから読むか。」が既に認知されていたので、私の知っている角川書店は既に特大メジャーな会社だったのだ。むしろ辞書を出している事に驚いたほど、バリバリのエンターテインメント企業としての認識しかなかった。
今回の番組を見て、角川書店の転換起爆剤となったのが「犬神家の一族」であり、母校の大先輩・横溝正史先生だったことを知って嬉しかった。そしてそのプランを企画発案実行した角川春樹氏を、改めて凄い大人物だと思った。
思春期の多感な頃に、赤川次郎ブームが重なったのも幸運だった。会話文が多く、余白の多い、身近な題材の青春ミステリー。本だけでなく映像としても私たちに楽しませてくれたのは、角川春樹氏のおかげだと思う。
そういえば、最近は角川書店とも疎遠になっているなぁ。久しぶりに、また読んでみたくなった。