4月の便り(今年の桜とお花見考)
暖冬だったので、桜がちゃんと咲くか心配でしたが、咲きましたね。
ほっとしていたものの、異変は起きていたみたいで、「満開になりきらない」現象が起きているそうですね。
開花が遅れたのも休眠打破が十分でなかったから、とのことだそうです。
それでも咲いてくれた桜。
桜は咲くまでが待ち遠しいけど、咲き始めたらあっという間に満開になる。
もって1週間。その間に見たい桜スポットをめぐるのが結構大変だなと感じます。
桜が咲き始める頃って寒暖差が激しかったり、風が強い日も多かったりで体のコンディションが十分でなかったり
それこそ天気がお花見に見合わなかったり。
やっと咲いたのに!というジレンマがある時期だなあと思います。
夫が「桜は花を見れる時期がこんなに短いのに、なんでみんなあちこちに桜を植えたのだろう。」と。
咲いた姿がなかなかほかの木や植物ではかなわないからなのでは、と私は思いました。
桜が散り始めて気づいたのが、「散る姿も美しい。他にかなわない。」ということでした。
満開の桜を見ようと焦るけど、実は散る桜の方が見たいかもしれない。
そういえば、雨の日のあとなど、桜の花びらをくっつけた車を時々見るの好きだったなあと。
(桜まぶし、と呼んでいます。)
満開を拝まなきゃ!と焦るのもいいけど、ここは落ち着いて、散る姿もいいからのんびり見れるときに赴こうじゃないかという
余裕もあったらいいかなと感じる今年でした。
しかし、今年の春は風が強すぎやしませんでしょうか。
毎年こうだったかしら…と。
この年になるまで、「花筏」を知りませんでした。
川のそばに縁がなかったからかもしれませんが、いまの職場は神田川のそばなので、今年初めて花筏を見れました。
強風が花筏を作る…。風あっての桜。散るとセットの花見。
さて、暦の春は4月で終了です。
(※2月=寅、3月=卯、4月=辰です。)
花粉やら風やらで春を味わえていなかったので、残りの4月は「春」をかみしめて、
夏の向かいたいものです。
早くも来年のお花見計画をいまから立てている私です。
桜の名所に行くのもいいけれど、地元の桜をはしごするのも良いかもと。
坂道の上の桜たち、お寺の入り口の桜、図書館裏の菜の花畑の中の桜。
立派な桜の大木で鳥居がうめつくされている神社×2…。
来年の楽しみがすでにできました。
今年も咲いてくれた桜に感謝。来年もよろしくね、と願いをこめて。