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良い姿勢、キレイなフォームだからケガをしないという盲信

良い姿勢なのに…
良いフォームなのに…
キレイなフォームなのに…

この良い、キレイなフォームなのにケガをしてしまった問題
本当によく聞きます。
僕も野球を高校卒業までしていましたが、高校の3年間だけケガ(俗にいう野球肘)でほとんど野球ができなかった悲しい過去があります。

自分でいうのもおこがましいですが、投球フォームはキレイだったと思います。
実際に監督やコーチ、友達や先輩からもキレイなフォームで投げてるのになんで?と言われてました。
僕も何でやねんとずっと思ってましたが、この仕事をするようになって原因が分かりました。

と自分の話を置いておいて、本題に戻ります。

一般の方々でいえば、背筋がピンとしている良いキレイな姿勢
なのに、肩こりや腰痛がある…

アスリートやスポーツをしている子供達であれば、キレイなフォームで投げてるのに、走ってるのに、○○してるできてるのに…
肩や肘、腰、膝にケガをしている…

そもそも一般の方々と専門家の中で良いとかキレイという定義が違うことも原因の一つだと思っています。

ざっくり言ってしまえば、どんなに良い姿勢やキレイなフォームであってもケガはします。
それは疲労の積み重ねやover use、負担のかかり過ぎ、リカバリー不足が原因です。


一般の方で良い姿勢な方は、ずっとその良い姿勢だとさすがに筋肉も疲労します。
常に頑張っている状態なので、筋肉は休める時間がない…
ということは、肩や腰の筋肉に負担がかかり過ぎているので筋肉が悲鳴を上げて痛みになって出てきます。

なので解決方法は、常に頑張っている良い姿勢をとるのではなく楽な姿勢(頑張っていない姿勢)をとることです。
もちろん楽な姿勢ばかりとっていると、それもまた違う筋肉を酷使するので限界を越えると痛みとして出てきます。

要は両方の姿勢を使い分けることが大切だということです。
良い姿勢ばかり、楽な姿勢ばかりではなく両方の姿勢を同じ時間くらいすることがまずは第一歩だと思います。


アスリートやスポーツをしている方は、ケアやリカバリー不足が原因な事がほとんどです。
研究などでこれが理想のフォームだ!!
と言われていても、限界を超えれば痛みとして出てきます。

「キレイなフォームやのになんでやろ?」
「他にもっと変なフォームな人もいてて、その人はケガしないのに…」

第一声で良く聞く言葉です。

理想のフォームは負担のかかりにくいフォームであって、負担が0ではありません。
変なフォームに外見上は見えていても、その人が持っている身体機能的にはそれが最も効率的なフォームの可能性もあります。

このあたりを勘違いされている方が多いです。
アスリートもそうですが、指導者や保護者の方に特に多い印象です。

キレイなフォームでできているからオッケーではありません。
競技スポーツレベルは身体にとって過負荷です。
娯楽スポーツレベルであれば良い運動なので健康には良いですが…
競技スポーツレベルは健康には良くないです。

ということは、アスリートやスポーツをしている子供達にとって練習が試合が過負荷になっています。
そこでどれだけ理想のフォームで、どれだけキレイなフォームでできているからといって安心していてはダメです。
確実に関節や筋肉にかかっている負担は蓄積されています。

負担を減らしていくためには、ケアや食事、休養が必要です。
ケガの原因は基本的にこの3つが不足しているからだと思います。
もちろんストレスやメンタル、家庭環境、立場などもかなり影響するので、僕のカテゴリーのなかではケアに入っています。
*ちなみに睡眠は休養にカテゴリー分けしています。


食事はしっかりバランスよくとれているか。
食事でも身体を構成するのはたんぱく質なので、年齢や体重に応じた量を摂取できているか。
もちろん摂取するタイミングも考慮しないとダメです。


休養はしっかりとれているか。
心身ともにリラックスできる方法をもっているか?
睡眠時間はどうか?
良い睡眠が取れるように寝具はあっているか?
寝る直前までスマホをいじったりしていないか?


ケアは足りているか?
意外とこのケアをしっかりやれていない方が多いです。
特に若手と呼ばれる年代では。
もちろんジュニアアスリートもですが。
ベテランと呼ばれるレベルになるとリカバリー能力が低下してきた…と実感するので、必然的にケアに行くようになります。

柔軟性や筋力、バランス能力が低下してきていないかも重要な要素なので、その辺りも普段からチェックするのをオススメします。

ケアは身体のケアも心のケアもです。
マッサージや物理療法機器でのケア、鍼灸、整体などなど。
色々相談にのってくれる人はいてるかどうか。

ざっくりですがこんな感じです。

どれだけ良い姿勢やキレイなフォームであっても、限界を超えれば痛みとして現れてケガに繋がります。
盲信せずに、普段からしっかりと予防を行うことが重要です。

予防は限界を超えないようにケアや食事、休養です。
しっかり自分の身体の声を聞いてあげるようにしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!!

p.s
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