「しなやか」な身体、動きってなに?
「しなやか」な身体になりたい。
「しなやか」な動きができるようになりたい。
「しなやか」…
そう、しなやか問題…
僕がサポートしているアスリートやチームの指導者の方から最初に言われることです。
たしかにトップアスリートの動きを見ていると、「しなやか」やなと思うことがほとんどです。
実際にロボットみたいなガチガチな動きをしている方はトップアスリートにはいないと思います。
ウェイトトレーニングやアジリティ、スピード&クイックネス、呼吸、持久系などトレーニングを多くしていても、「しなやかさ」を手に入れる方法がよく分からない。
どうやったら「しなやかさ」を手に入れることができるのか…
そういう相談から始まることが多いです。
そもそも「しなやか」とはどういう意味なのか…
皆さんそこを理解しているのかな。
ということで、まずはそこから知ることが大切なので
なるほどです。
言葉の定義や意味は分かったけど、実際にはどんな状態なのか…
「しなやか」ということでよく例えられるものは「竹」です。
では竹はどうなのか。
なるほど。
これはめちゃくちゃ分かりやすい。
大きく変形できて元の形に戻ることができること。
人間の身体でいうと、
「柔軟性があり筋肉や靭帯などの軟部組織や結合組織の弾力を利用して元に戻れる状態、能力があるということ」
ということが言えるのではないかなと思います。
余談ですが、竹と木の弾性を比較したところと大して変わらなかったそうです。
なんと、まさかの竹はしなやかではないという事実…
話を元に戻すと。
「しなやかさ」に必要なのは、柔軟性と弾力性。
ということは「しなやかさ」を獲得するためにはこの2つをトレーニングする必要があるという事になります。
柔軟性は高いけど弾力性が低い
身体がなんかぐにゃぐにゃしていて締まりがない締めれないという方。
とりあえず柔軟性を高めることにフォーカスしてしまい、逆にパフォーマンスが低下したという方はこれに当てはまると思います。
弾力性は高いけど柔軟性が低い
身体がガチガチでロボットみたいな動き方をしているという方。
重い重量を扱うようなトレーニングにフォーカスしてしまい、逆にパフォーマンスが低下したという方はこれに当てはまると思います。
理想は両方が高い状態であること。
よくある柔軟性のトレーニングばかりやってたから…
ウェイトトレーニングばっかりやってたから…
という現象はここからくると思います。
そもそもの自分の身体を理解せずに偏ったトレーニングをした結果、このような事態に繋がっていると思います。
どちらが悪いということではなく、バランスが大事だということです。
しっかりと一人ひとりの身体の状態を評価、見極めてトレーニング内容を決定することが大切だということ。
「しなやかな」身体や動きを手に入れるのは、このような要素が必要だということです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
p.s
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