メンタルに強いも弱いもない
NPBも残すは日本シリーズだけになりました。
明日は運命のドラフト会議です。
憧れのNPBに入れるかどうか運命の日です。
それとは逆に引退や戦力外になりNPBの世界や野球から離れていく人も同人数存在します。
この時期になると戦力外のニュースがたくさん出てくるので悲しいような寂しいような複雑な気持ちになります。
「戦力外になって、楽になった」
という事を言われていますが、僕もサポートしていた元NPBの選手が戦力外になった時、同じことを言われました。
今年戦力外通告を受けた元中にドラゴンズの滝野要さんについての記事です。
僕は全く関わったこともない方ですが、読んでいて辛くなりました。
心の病
自律神経の病気
僕はメンタルトレーナーでもないし心理学で修士や博士号は持っていません。
ただ様々なアスリートと関わってきた経験談だけで書いています。
メンタルが強いとか弱いとかありますがそうじゃないと僕は思います。
誰かに相談できるかどうかが鍵なんかじゃないかなと。
特に何気ない一言が相手を凄く傷つけてしまうことは本当によくあります。
記事にもたくさん出てきていましたが…
相手を奮い立たせるために掛けた言葉が実はグサグサ刺さる。
元気がなかったり落ち込んでいたりする場合、とりあえず励ますとか奮い立たせるとか、気持ちを上げるような言葉をかけてもあまり意味ないと思います。
どちらかといえば共感して欲しいんじゃないかなと思います。
色んな要素が絡んでいると思うので勝手な想像ですが…
人目をすごく気にする感じというのは、昔から怒られるのが嫌で行動していたということじゃないのかと思います。
親、指導者、先生、コーチ、先輩などから怒られないようにするにはどうしたらいいか。
自分はこう思っているけど、怒られたくないからこうしようみたいな。
そういう人は怒られる事がトラウマになっているんじゃないかと。
今はスポーツの世界でも必要以上に怒らないような取り組みがあります。
有名なのは元女子バレーボール日本代表の益子さんがやられている取り組みですね。
怒る事が絶対悪ではありません。
怒ることも大切です。
それは本当にダメなことをした時に発動する感情だと思います。
詳しくは、以前書いた記事を読んでみてくだい。
色んな性格の人がいます。
怒られてなにくそと頑張る人
怒られて凹んで動けなる人
十人十色です。
プロの世界になるとメンタル強いやつが全てみたいになっていますが、本当にそうなのかなと思います。
指導者の方がもっと勉強して選手をしっかりみることで、芽が出なかった選手も本当は芽が出ていたのでは?と思います。
根性論も大切ですが、それで潰れてしまう選手が可哀想です。
たぶんそれで潰れるくらいならプロの世界ではやっていけない。
という感じで流されるのでしょうが。
そういうことで悩んだ事がない人には分からない問題だと思います。
色々な意見はあるかと思いますが、成長できたはずの選手がこういった理由で引退、戦力外になってしまうという流れが少しでもかわればなと思います。
野球界は色んな意味でも他のスポーツに遅れをとっているような気がします。
チームにメンタルトレーナーなども専属でいればまた違った結果になるのかもしれません。
チームメイトでもトレーナーでも友人でも誰でも良いと思います。
相談できたり共感できたりする方が近くにいれば良いのかなと思います。
少しでも心の不調などでプロの世界から消えてしまう方が減れば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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