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神職道程 ⑤

見習い ①

----このnoteは、神道とは無縁の50歳過ぎのオッサンが、----
----ヒョンな流れで神職を取るまでのメモである。----

 さて、そんな経緯で2024年が終わる。が、終わる前に大晦日がある。
神社では色々な祭事があり、ここ太田神社では、

 ◯年越大祓(12/31)
   ・新年を迎えるに当たり、罪穢れを払います。
     (半年に1回あり、6月は夏越大祓。)
 ◯除夜祭(12/31)
   ・1年を過ごせた事の感謝と共に新しい気持ちで新年を迎える祭事。
 ◯歳旦祭(1/1)
   ・国、皇室の繁栄と五穀豊穣、国民の加護を祈念する中祭。
 ◯厄払い(1/1)
 
が行われる。もちろん今回から見習い手伝いとして参加するが、まず、12/31 8:30〜清掃、飾りつけ等準備で昼前まで。

その後は22:00に神社に集合(神職、私、氏子総代6名)し、1/1 11:00頃まで、1時間ほど仮眠は出来るが、その間は祭事、参拝者の甘酒、物品販売等あり、都市部の神社みたいに引っ切り無しに参拝者が来ればいいが、深夜はポツポツなので気を張った状態が維持し辛い。

 23:00 <年越大祓&除夜祭> 寒い。TOP画像を見ると分かるが、拝礼段の左右は素通しだ。風はそんなに強くなかったのでまだいいが、気温は0度なので白衣袴だと寒さがしみる。足の指や笏を持つ指の感覚が薄れていく。

 8:30 <歳旦祭> デラ寒い。昨夜は晴れてめっちゃ星が綺麗だった分、放射冷却で−4度。すべての指先が痛い。耳も痛い。体が祭事も終盤になると小刻みに体が震えだす。手水舎も流水ではないので屋根は有るが氷も余裕で張る。鼻水が垂れてこないように集中する。

 祭事に関しては基本的に同じ動きをすれば良いのだが、研修では円座だったが、太田神社では床几(しょうぎ)という布製の折り畳み椅子を使うのでちょっと手間取った。

夜通し火を絶やさない


 兎に角、山の神社の冬の祭事は寒い。これに尽きるが、その分、
直会(なおらい:軽い会食)と篝火の有り難みが染みた年末年始でした。


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