地球外生命体を考える #2
前回、宇宙の広さの壁まで連々と書き殴ったが、現在の私達の技術では光速でさえ何年も掛かる距離をおいそれと移動する術はない。
ここでは例えば地球外で私達より進化した星や文明があったとして、更に思考回路が似通っている場合という特殊な例を用いて考察してみる。
このような特殊な例を用いるのは突拍子も無いわけではなく、もしそのような技術を持つ文明があって、もし地球の存在を認識していた場合、フェルミのパラドックスではないが、既に地球に来ている場合もあるとしよう。
スタートレックよろしく、クリンゴンやボーグなら敵対&侵略路線を取り、私達にも危機が目の当たりになり地球外生命体がどうのこうの言ってる場合っじゃなくパニックになって隷属になってしまうだろう。しかし、現段階ではそうなっていない。なので一応思考回路が似通っているという条件の元考察してみる。
自分の母星を離れて活動できるようになっている場合、宇宙はつまり他の星と交流できる可能性のあるスペースになる。これはカルダシェフスケールのタイプ1を超える文明レベルになっている必要がある。
ふと私達の地球を改めて見ると一つの星の中に色々な国があり、しかも同じ哺乳類同士、未だに戦争なんかしている。部族や民族、宗教というのは地球独特のものなのかもしれないと考えると、どうだろう。
他の地球外文明も、人間も同じかも知れないが、まずはコンタクトの前に「様子見」をするのではないだろうか。調査して、ここの生命体はどうなんだろう?文明レベルは?友好的か?等々。
自分たちの太陽系すらまだ調査の入り口に立ってるくらいの文明レベルは置いといて、ソレ以前に同じ人間同士やり合ってるというのはどう映るだろう。野蛮と映るだろうか。そういう生命体とコンタクトを取るべきだろうか?そう考えると未だに接触がないというのも腑に落ちる。
文明だけではなく、ある程度人類度も上がらないと星間レベルの仲間に入れてもらえないかも知れないと思ったりもする。
そしてもう一つ、これは持論だが[既に地球に来ている]が、「見えない」だとしたらどうだろう。
現在の観測では地球含め宇宙全体の物質の5%位しか把握できていない状況だ。つまり、95%の物質は「見えてない」ことになる。
ダークエネルギーやダークマター等、人類の認知できない生命体だったらどうなるだろう。現段階ではお手上げな感じはある。
最近youtubeで心霊系動画を色々見る機会があった。
自分は見えないし感じないし幽霊とか信じない理系人間ではあるが、猫や犬、ペットの不思議な行動や、幼児のあたかもそこに人が居るような振る舞い等、科学では説明ができない現象が数多あるのも事実だ。
案外これらは人類が認知できない[何か]が既に来ているのでは無いだろうか?とも思ったりもする。
なにはともあれ、星外への干渉は光の速度を大幅に超える何かを見つけないと進まない。しかし質量のあるモノを光の速度まで上げることができるのか。光より速い速度の粒子は見つかっているようだが、実用には何十、何百年掛かるか知れたものではない。
自分たちの生きている間には[来てもらう]しか可能性がないと思われる。
そしてもしソレが来た時に人類がどのような生命体に見えるか。
印象悪く、素通りされないことを願うばかりである。
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