デビュー作のアピールをしに行こう! 愛媛県松山市編
10月23日に僕のデビュー作が発売になります。
こちらのサイトにリンクが貼ってあるので、まだ予約してない方は是非!
で、「やっぱり著者が直接本屋さんにアピールに行った方が本屋さんは応援したくなる!」的なことを出版社の方が教えてくださったので、これはいくしかない!と思いましてね。
ちょうど、その数日前から自殺したくなるぐらいこのデビュー作のアピールでやらかしてましてね。この本のアピールに関わる方々に迷惑をおかけしたので、全力でこれをプラスに変えねば、と僕は電車に乗って松山市を目指しました。
ちなみに電車の中ではこの本を読んでました。
もうね、第1章から第2章の本屋さんをとりまく環境の大変さと、これからどうしたらいいんだ、と思いでいっぱいになりながら、松山駅に降りました。
注文のための書類を事前にセブンイレブンのネットプリントに登録しておきます。こうすることで、出先で紙が足りなくなっても一安心。
まずは伊予鉄の高島屋にある紀伊国屋書店さんへ。
うう、勇気を出すんだ。
「今は全てに恐れるな 痛みを知るただ一人であれ」って米津玄師も歌ってたじゃん。
7階の紀伊国屋書店があるフロアへ。
さて、結果はというと、「検討します」という感じでした。
レジに僕が並んでしまったがために、ゆっくり話を聞いてもらうというよりは、最低限の情報を伝えた感じでした。
続いて、松山城の方へと歩いて、三越の5階にあるジュンク堂書店へ。
今度はレジではなくちょっとしたレジ横のカウンターへと向かいました。
先ほどよりは会話が出来て、本のジャンルについても確認していただきました。残念ながら、棚の担当者の方がまだ出勤していなかったそうで、注文書を渡してもらえるようにお願いしました。
さて、ここからは、本屋さんではないですけど、ひょっとしたら、この本が刺さるかも知れない世代のところへいこうじゃないか、と松山城のロープウェイ方面へ。
ここから、ずっと上って、下ると愛媛大学が出てきます。
辿り着いたのが丁度、正午の時間帯だったんですが、わらわらと出てくる大学生たちの波に乗って、本が置いてある購買へ。
購買の担当の方が凄く丁寧で、僕の話も聞いてくださいました。
そこから、軽く道に迷いましてね。
引き返して、こんどは松山大学の購買を目指します。
どうやら愛媛大学の近くにあるんですね。
遠くに見える松山大学のシルエットをたよりになんとか辿り着きます。
この過程で松山大学を卒業された方にLINEで連絡して、道の確認をしまくっていました。昼休みの時間帯で良かった!
大学の裏門近くに購買があります。
若者たちとすれちがいながら、なんとか購買に到着。
こちらの方も丁寧に話を聞いてくださいました。
返品は可能か、買いきりかなどの質問もあったので、「もし、良かったら一度出版社に確認してください」と答えましたが、こういう時スラスラ言えたら良かったな、と反省しました。
そこから歩いて伊予鉄の高島屋まで戻るのですが、足に豆が出来るわ、右膝が痛くなってくるわで大変でした。なんなら足もつりました。なんとか電車に乗って映画館のある衣山に移動します。
衣山にあるヴィレッジヴァンガードへご挨拶へ。
奈良のヴィレッジヴァンガードは、店員さんが棚を作れる人だったので、毎月、「あっ、今週は浅野いにおは全部読めってことですね」とか「今週はカートボネガットおさえとけってことですね」とかガンガン伝わってくるところでした。もう潰れたんですが。でも、松山にもヴィレッジヴァンガードがあるのは、とても嬉しいです。なので、こちらにもアピールしてきました。感触は、ちょっと様子見という感じでしょうか。
衣山駅の近くにある明屋書店へも。
残念ながら、店長さんがいらっしゃらなかったのですが、店員さんに注文書をお渡ししました。
そこから、衣山のヤマダ電機まで歩いていきましてね。
これも結構離れたところにあるんですが、足の痛みを感じながら、進んでいきました。残念ながらお目当てのものはなかったんですが、宇和島には売ってないものが見られて良かったです。
もう足が限界だったので、そこから映画「JOKER」の2作目を観ました。
映画館から出るともう18時。
そこから電車に乗って、松山駅まで戻ります。
グランフジにあるTSUTAYAにもご挨拶にいきます。
ここでは、本の取次を担当されている方がいらっしゃって、「あっ、音楽之友社さんですね。じゃあ、これは全国流通してるものだから…」と一番手ごたえを感じました。
そこから、松山駅で帰りの電車を待つ10分ぐらいの間に、「あっ、注文書だけじゃなくて、本のチラシもネットプリントしておけば、ライブアイドルとかがやるライブハウスに置いてもらえるようにできたな…」とふと気づきました。次に行く機会があれば、ライブハウスもせめてみましょうか。
ちなみに、今日、ご挨拶に行ったところのうち、ある本屋さんから注文がきました!!
頑張ってよかった。
まだまだ泥臭く、地上戦を頑張っていきたいと思います。
帰りの電車の中で「2028年街から書店が消える日」の続きを読みました。後半はわりとまだ希望もあるぞ、と感じる章もあって、今日、ご挨拶に行った本屋さん全部が、2028年にもちゃんと営業してるといいなあ、と思いながら、宇和島に帰ってきました。
もう足がめちゃくちゃ痛いので、ひとまず休めて、次の本屋さんを探したいと思います。やっぱり田舎は車を持ってないと厳しいですが、やれるとこまでやろうと思います。