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明智十兵衛が好きなんだ!!!(麒麟がくるが佳境です)

現在NHKで放送されている大河ドラマ「麒麟がくる」

年々シリーズ物を見るのが辛くなっている私ですが録画をしながらなんとか最新話まで全話視聴中。(大体いつも10話分くらい撮り溜めてそれを2日間位で一気見してる)

私は高校生の時から好きな武将は「明智光秀」と言っている。きっかけは某武将ゲームのキャラデザが好きだったという浅はかな理由だけれどハマったら早いのが自分。そこから高校生なりにネットで調べたり、図書館にある本を読んで光秀に関することを調べまくった。流石にその時調べたことはだいぶ忘れてるけど、その中で今でもよく覚えているのは「大河ドラマで明智光秀を主役にしよう」という署名活動が行われていたこと。2020年に実現しました!!!!

今回のこのブログはただ私が明智光秀の好きなところと、麒麟がくるの面白いところを語るだけのブログです。(最近フォロワーで推しを紹介するブログを書くことがブーム?になってるので)

明智光秀(十兵衛)の好きなところ

文武両道!!!!武道だけでなく茶や歌など文化にも長けていたところ。この「知性的なところ」が私的にど刺さる!!!調べれば調べるほど歴史の教科書ではわからないこと、いまだに解明されていないことがたくさんありとても興味深い人。この「分かり難さ」も私がハマってしまう最大の要因なんですよね・・!

「麒麟がくる」がおもろい

もともと明智光秀が好きというのもあって放送スタート時から見る気でいたけどそれにしたって面白い。

歴史を知っているとある程度話の流れは分かっているので展開に目新しさがある訳では無いけれど、とはいえ「光秀」の視点から描かれるドラマや作品ってあまり数はないので光秀以外の人物についてもまるで敵味方が逆転するくらい印象がガラッと変わる変わります。今まで「信長を討った反逆者」扱いだった人がこのドラマでは優秀な人材として各方面から重宝される人として描かれているんだよ・・泣いちゃう・・

歴史をなぞるのではなく人物へのフォーカスの当て方がいい。光秀は信長に謀反を起こしている人物なので、恐らく歴史的に残っている資料って他の人物よりも少ないんじゃないかなって思っています。(それこそ研究が進んで分かったこともたくさんあると思う)歴史を忠実にドラマにするってどの時代・どんな人でも限界はあると思うけど、戦国時代のドラマはこうした「わからない部分」があるからこそドラマらしい面白さがあると思っています。

この「麒麟がくる」はその「ドラマらしさ」が強く出ている気がして、人物同士の掛け合い、衣装、音楽など、真実は別としてドラマとしてとても面白いです。

キャストビジュアル(キャラクターカード)

人物個人個人にフォーカスを当てている現れなのか「麒麟がくる」放送当初もちょっと話題になったキャラクターカード風のキャストビジュアル。オタク、絶対これ印刷してラミネートするでしょ・・????

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しかもこの一人一人キャッチコピーみたいなのもついててめっちゃアイドル感。みんな推しを見つけよ!?なテンション、まんまとハマったよね。(私は有無を言わさず主役ですが)こうやってみると立場は様々だけど登場人物みんな愛らしいんだよなーーーー!!!!!!!みんなそれぞれの立場で戦のない世を待ち、欲望に忠実だから。

あとキャラデザでも分かると思うけど衣装の鮮やかさも見ていて楽しい!!!この時代にこの鮮やかさ無いだろ〜って思うんだけどそれぞれのキャラクター・その時代に合わせたテーマカラーみたいになっててこれもまたアイドル感ある。
十兵衛は信長に仕える前までは鮮やかさな「黄緑色」、信長も鮮やかな「黄色」とどちらも若さを感じる色だったのが互いに主従関係になり話が進んでいくと行くと、信長は将軍としての威厳を感じる「朱色系」、光秀は冷静な印象を感じる「青みの紫系」が増えた印象で服の色で2人の立場が分かる感じです。

また音楽も大河ドラマらしからぬポップで滑稽な音が度々流れます。(勝手にディズニーって言ってました)それもそのはず、音楽を担当している人が「ファイナルファンタジー」などのゲーム音楽を担当している人だから。華やかさと壮大さ、そして「滑稽さ」があります。

とにかく振り回される十兵衛

十兵衛、とにかく人たらしなんだ、、、薬屋のお駒ちゃん(門脇麦さん演じる)の失恋回はしっかり泣いた。お駒ちゃんの気持ちを知ってか知らぬか、、ちょっとそこに関して鈍感そうなところ十兵衛お前ーーーーーー!!!!!ってなったよね。。それでいてぽっと出?の煕子(正妻)と結婚するんだもん、、えぇーーーーってなっちゃった…(歴史だからしょうがないけど) 煕子との関係も含めるとここはまじで恋愛ドラマ。

あと、十兵衛大体いろんな人の板挟みになっててこれは会社系ドラマ感ある。ドラマ当初は本木雅弘さん演じる斎藤道三(明智家が元々仕えていた人)の無茶振りに戸惑ってるし、そのあとは信長の破天荒ぶりに振り回されてるし。そして相変わらず多方面から頼りにされてて多分現代人だったらぶっ倒れてる。
でもドラマの主役でありながらそういう立ち位置になってしまうのが明智光秀の本来の姿に近くて評価されるところなんじゃないかと思ってしまう。
とにかく光秀の周りは男女問わず曲者しかいないので、、だからこそ光秀の堅実で真面目な性格がすごくよく分かる。ドラマ見てると色んな人から求められるかなり優秀な人材として描かれているけど決して八方美人なわけではなく、むしろ自分の考えをしっかり言葉にするタイプ。(それがたとえ上の人と意見が違っていても)

30話台後半で何度か出た「十兵衛(光秀)はどこまでいっても十兵衛」という言葉が光秀をよく表現されてるしそう言われてるような人私めっちゃ好きーーーーーー!!!!!しかもこれ言ってるのが信長の妻で斎藤道三の娘である(川口春奈演じる)帰蝶様が言ってるからなお良い。

あと十兵衛メンヘラほいほいなところある(?)
十兵衛は見てて気持ちいいくらいめちゃくちゃ自己肯定感高いのに対して、信長と秀吉は自己肯定感低め、、。信長は父親にも母親にもあまり可愛がってもらえない描かれ方をされててその影響なのかとにかく「誰かに褒められたい」という気持ちで行動してる。(これがまた狂気なんだ)ちょっとどころかだいぶ子供っぽい描かれ方をされてて長谷川智己さんや藤吉郎演じる佐々木蔵之介さんたちと比べて一段と若い染谷将太さんが信長を演じてるのしっくりくる。
藤吉郎(秀吉)は一見明るく見えるけど面白いこと言ってる時も、笑ってる時もなんか虚しいんだよねぇ…佐々木蔵之介さんちょっと目が笑ってない。。本心の言葉と偽りの言葉、どちらも自分なのか、それとも自分を見失ってるか。。。本作ではそこまで掘り下げられないだろうけどスピンオフあってもいいんじゃないかってくらい佐々木蔵之介さん演じる藤吉郎は気になる。

笑っていられるのは今のうちコントパート

あと光秀と信長、光秀と(吉田鋼太郎さん演じる)松永久秀の会話は大体コント(そう言っていられるのも今のうちって感じだけど) 最近のツボはこれ↓

第38話 丹羽攻略命令
(意見が合わず小競り合い)
信長「もういい!帰れ!!」
光秀「帰る!!!」(まじで帰る光秀)
信長「帰りたいものは帰せ!」
・・・
信長「(家臣に)グズグズするな!呼び戻せ!!!」
(光秀 素直に帰ってくる)
信長「バテレンから貰った服、ワシに似合わないからお前にやるためにとっておいた!(笑顔)」

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なおこの後もらった洋服着てたけど光秀のマント姿良さしかなかった。。娘と家臣には笑われてたけど煕子に褒められて嬉しそうだった(その時のキラキラ効果音よ)

信長相手に「帰る!」って言ってまじで帰る光秀と結局呼び戻して服あげちゃう信長かわよじゃん!!??!?もっと素直になれよ??????

ただこの掛け合い、もっと最初の頃は信長の発言に戸惑いながらも面白がってる感じが多かった光秀がだんだん話が合わなくなってる回数が増えてきてて不穏、、、、、、、、、
全体的に信長に反対する人が増えてる中、今はまだ信長に仕える光秀がどう気持ちが変化していくのか。ここまで順風満帆に見えるからこそここから最終話に向かっていくのかなりしんどいなーーーー!!!!!推しであり主役の死を分かりながら物語を見ていくの辛すぎない????(こういうの何回目かな気がする)


無責任に「今からでもいいから見て!」と言いたいけど今から見ておもろいかはわからん・・HPにあらすじ一覧載ってるけど私が面白と思ってるところは歴史の流れよりも人物の会話なので・・
ただもしどこかで一挙放送的なのがあったら2倍速くらいで見てみて欲しい。推しが見つかったら教えて。


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